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189 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 34 22.18 ID AtwVUep/ ※鬱展開、キャラ崩壊あります。ある意味悪堕ちというかNTR 「よく来てくれた。時間通りだな」 「……何かご用ですか?」 使われなくなって久しい軍の施設内に男女の声が響く。 男は軍の高級将校、女は艦娘。 「なに、簡単な話だ。君に新しい任務を与えようというのだよ」 「それなら私の上官に仰ってください」 「無茶を言うな。いない人間とは話はできん」 「……」 男はこの艦娘、伊勢の上官である提督のさらに上の立場にある。 そしてこの男の言う通り、現在彼女達の提督は鎮守府にはいない。 いや、既に提督などと呼ばれる者は数えるほどしかいないのだ。 深海棲艦との戦いに勝利し、敵を失った軍はそれまでの発言力を失い、それまでの規模を維持できなくなってきていた。 しかし、戦争の功労者がそう簡単に失脚する事はない。縮小にはそれなりの理由がある。 膨れ上がったまま敵を失った軍はやがてあらゆる腐敗の温床となった。 軍の縮小は事態を重く見た政府による刷新政策の一環ではあったが、即座に全てが良くなるわけではない。 現に、よく分からない容疑で拘束された彼女達の提督は未だに戻ってきておらず、後任の者も現れない。 「君の上官がいない以上、君に直接下命するのは当然だろう?」 伊勢は俯いたままぎゅっと拳を握った。以前に一度あった時から、この男は心底気に食わない。 彼女達の提督は実直で口数の少ない職人肌の人物で、周囲からは頑固親父とも言われてはいたが、 部下である彼女達の事は常に気にかけており、実の娘のように可愛がってもいた。 そんな提督を伊勢も憎からず思ってはいたが、今目の前にいるこの男はそれとは正反対だ。 保身と出世にしか興味のない、一言でいえばいけ好かない男というのが伊勢の抱いた第一印象だ。 自尊心と虚栄心が人の形を持ったようなその男は、まさに腐敗した軍の象徴のように思えた。 「わかりました……ご命令を」 とは言え、気に食わないからと上官の命令を無視するわけにもいかない。 190 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 37 26.56 ID AtwVUep/ 「単刀直入に言おう。兵の慰問を命ずる……どういう意味かは君も分かるだろう?」 「なっ!?」 艦娘の慰問とは何か、暗黙の了解であった。 「わ、私には出来ません!」 とは言え、年頃の娘である彼女らがそんな命令を簡単に聞けるものでもない。 「娼婦でもない君には難しい任務だとは思うが、これならどうかね」 男は横に置かれたモニターのスイッチを入れる。 映し出されたのは、薄暗い部屋の中で椅子に縛り付けられ頭に拳銃を突きつけられた妹の姿。 「日向!?」 「伊勢!駄目だ!逃げろ!」 お互いの音は聞こえるようになっているらしい。 「君が出来ないと言うのなら、君の妹にやってもらうだけだ」 「伊勢、私は覚悟できている」 日向の言葉に男の唇が歪む。 「ああ言っているが?」 「ぐっ……」 男を睨みつける伊勢。 「こんな下種共のいう事を聞く必要はない。私は慰み者にされるお前なんか見たくない」 「下種だと?貴様、それが上官に対する態度か!」 モニターの中で拳銃を突きつけていた士官が日向を殴り倒す。 「やめてっ!止めてください!私が……私がやります」 「よせっ!駄目だ伊勢!戻れ!」 引きずり起こされた日向が叫ぶ。 「私だって慰み者にされる日向なんて見たくないよ」 伊勢はそう言いながらモニターに背を向け、背後に集まってきた下卑た笑みを浮かべる兵士たちの方へ歩いていく。 「やめろ!私がやる!」 「日向、私は日向のお姉ちゃんだよ?たまにはお姉ちゃんらしいことさせなさいな」 「実に美しき姉妹愛か、いいねぇ。終われば二人とも自由を保障しよう」 男の言葉には反応せず、伊勢は笑顔でモニターに振り返る。日向を安心させるためか、自分を安心させるためか。 「終わったら、一緒に帰ろ」 「伊勢……」 「さあ、最初は誰?」 大柄な兵士たちに囲まれながらいつも通りの声で叫ぶ。 191 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 41 10.23 ID AtwVUep/ 兵士たちは目くばせすると、そのうちの一人の士官が進み出て伊勢の胸ぐらを掴み、乱暴に引き倒した。 「ぐうっ!」 「へへっ、流石は戦艦か。良い体してやがる」 言うなり士官は伊勢の袴に手を突っ込み下着に手をかけるとその中に指を入れ、まったく濡れてない秘部を触る。 「ううぅ……」 嫌悪感に顔をゆがめる伊勢だが、士官はお構いなしに下着ごと袴をずり下げながら自分もズボンを下ろして、怒張した一物を突きつける。 「さて、後がつかえていることだし早速……」 「あうっ!」 士官の大きな手が伊勢の胸をインナーの上から鷲掴みにし、巨大な一物を一気に伊勢の中へ押し込んでいく。 「んあああああっ!!」 押し広げるように進む侵入者に伊勢は苦痛の悲鳴をあげるが、 士官は侵入する速度を少しも緩めず最奥に押し込み、伊勢の腰を掴みあげて大きくゆする。 「あっ、ぐううぅ!いぎっいあああっ!」 伊勢の悲鳴に周囲から歓声が上がる。 やがて二人の間に滴る血に交じって白濁液が流れ落ちる。 「うくぅ!うっ、あっ……」 ビクンと伊勢の体が跳ね、人形のように動きを止める。 「この体で生娘とはな」 「艦娘ってのは男日照りなんだろ」 「あのおっさん、思ってた以上の堅物だったか」 周囲の兵士たちが口々に騒ぎ、伊勢の嗚咽を掻き消していく。 「少尉。時間短縮のため口及び肛門の使用を提案いたします」 「はっはっは。時間短縮か!まあいい。全員好きな所に並べ」 伊勢から一物を引き抜きつつ、少尉と呼ばれた士官が言うと兵士たちから再び歓声が上がり、やがて三つのグループに分かれた。 「よし、次」 少尉が伊勢から離れ、次の兵士が跨る。 同時に仰向けに寝かされている伊勢の背中側にも別の兵士が入り込み自分の腹の上に伊勢を乗せるように陣取る。 「えっ!?ちょ、ま、待って!やめて!そこは……」 「うん?何だ?やめてもいいのか?」 背中側の兵士の言葉に伊勢の理性が蘇る。 (駄目だ。私が拒めば日向が……) 「何なら妹ちゃんにやってもらってもいいんだぜ」 「そ、それだけはやめて!私がやります。私でやってください!」 三度兵士たちから歓声が上がる。 「聞いたか。自分からやってくださいだと」 兵士たちがはやし立てる中、伊勢は覚悟を決めて目を閉じる。 192 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 43 43.19 ID AtwVUep/ 「いぎああああっ!!いっ、いだっ、お尻壊れぎいいいいいい!」 絶叫が響く。 「かひゅ!ひゅ!ひゅう!」 「おい殺すなよ」 笑い声が広がる。 前からも同時に突き上げられ、声にもならず肺から空気が絞り出されていく。 苦しさのあまり大きく開かれた伊勢の目に、先程と同じぐらいに巨大な一物が迫ってくる。 「ごむぅ!うむううう……むぐっ」 「ほらさっさと扱け」 叫び声に蓋をするように一物が口に押し込まれるが、とてもそんな事をする余裕などない。 とは言え、伊勢が落ち着くのを待ってくれるような紳士であればこのような事は端からしない。 「ほら、こうするんだ」 「ぐむう!もごぉ……」 兵士は伊勢の結わいた髪の根元を掴むと頭を前後させる。 苦しそうに顔を歪める伊勢だったが、吐き出すことは許されない。 「うぷっ!ごほっ、ごほっ!ごっ……くひいっ!」 噴出した大量の白濁液が伊勢の口から溢れだし、むせ返っている間にも前後の穴からの突き上げはやまない。 「おおっ、なんだかんだ言って感じてるじゃねえか」 「ちがっ……そんなんじゃ、ひゃあん!」 幸か不幸か、伊勢の体は前に関しては女として正常な反応を示し始めている。 「ふああっ!違う!気持ちよくなんか……あん!」 口とは裏腹に、伊勢はすでに快楽を感じ始めていた。 (なんで?私こんなの嫌なのに。気持ちいいなんて……そんな……) 「うふぁぁ!ひゃあん、ひっ、くううぅ」 伊勢の心とは裏腹に、前はくちゃくちゃと音を立てる。 「よし次だ」 洪水のように流れ、広がっていく白濁液の海の中、もう何度目か分からない交代の号令がかかる。 「ふひゃん!はぁ…はぁ…次、早く…」 「はは、乗ってきたじゃねえか」 伊勢の気持ちなど本当は知っているであろう兵士たちの中には、わざとじらすような態度を見せる者も出始めた。 (日向……もう少し、もう少しだからね…) 「いぎっ!ひゃあん、ひゃああっ!ぐむうぅぅ!」 かわるがわる全身を犯される中、伊勢はただ日向の事を思い耐え続ける。 「よし。これで全員か」 無限に続くように思われた責め苦は、ついに終わりを迎えた。 193 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 47 03.47 ID AtwVUep/ 「よく耐えたな。敬服に値するよ」 「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。日向、日向は……?」 「ああ。勿論開放するさ」 一部始終を見ていた男は薄汚い笑みを浮かべながらそう言うと、顎で隅に設置された古い建屋を示す。 元々何かの格納庫か整備工場だったのだろうこの場所は、在りし日には事務所にでもしていたのだろう小さな建屋があった。 示された場所に、動かない体を引きずりながら一歩一歩近づく伊勢。 全身のどこにももう力は入らず、痛みを訴える下半身はいう事を聞かず、鉛のように重たく感じる。 「日向、日向……終わった、終わったよ……」 ようやく辿り着いた建屋の扉の前で伊勢は呟く。 涙と白濁液でぐしゃぐしゃになった顔に初めて笑顔が戻った。 「さあ、帰ろう。日向」 倒れ込むように扉を押し開け、中に転がり込む伊勢。 その目に映ったのは、 「んひいいっ!もっと、もっとぉ!ひひっ、あひいっ」 兵士たちに囲まれ、自分と同じぐらい白濁液に塗れながら、一糸まとわぬ姿でよがり狂う妹の姿。 「ひゅう、が…?」 目の前の現実が理解できず立ち尽くす伊勢に背後から男の声が聞こえてくる。 「ああそうだ、言い忘れていたが、殊勝な妹さんだね。姉の姿に心を痛めて自分が変わると言い出したよ。 それで本来なら君に行くはずだった分のいくらかを妹さんにお願いした」 「日向?嘘でしょ……?ねえ、ひゅうがぁ……」 「とは言え流石に私も気の毒に思ってね。少しでも助けになればと、ある薬を打ったんだが……どうも一回の量が多すぎたかな?」 男はおかしそうにそう続ける。 「おお何だ?姉ちゃんの方も混ざりたいってか?」 一人の兵士が立ち尽くした伊勢の腕を掴もうとした瞬間、 「日向に触るな糞共!!」 その腕を逆手にとって引き付けると、体勢を崩した兵士の首を掴み、後頭部を壁に叩きつけた。 崩れ落ちる兵士を尻目に、どこにそんな力が残っていたのか不思議なほどの勢いでもう一人近くにいた兵士にとびかかる伊勢。 怒りと憎しみに染まった悪鬼の如き表情からはいつもの温和な彼女は到底想像できない。 銃を抜くのも間に合わないと判断して素手で応戦しようとしたその兵士の腰から、 すれ違いざまに拳銃を奪い取るとハンマーのようにして頭を殴り飛ばす。 しかし、そこがお終いだった。 一瞬の隙をついた他の兵士たちが伊勢を羽交い絞めにし、一斉に馬乗りになって取り押さえる。 194 :名無しさん@ピンキー:2014/05/03(土) 18 49 09.45 ID AtwVUep/ 「いやはや、驚いたな。まだそんなに動けるか」 「貴様!殺す!殺す!殺してやる!」 素直に驚いたという風に現れた男に、伊勢は足元から睨みつけてそう叫ぶ。 「その調子ならもう一巡お願いできるかな?」 「離せっ!離せくそ!ぶっ殺してやる!」 呪詛の言葉を吐き続ける伊勢を集まってきた兵士たちが取り囲む。 やがて伊勢の声は途絶えたが、直後に一人の兵士が叫ぶ。 「おい!拘束具だ。何でもいい。口にはめろ!こいつ舌噛みきる気だ!」 腕を伊勢の口に押し込みながら部下に命じる。 「口は売り切れか」 「仕方ねえだろ。噛み千切られたいか?」 兵士たちが冗談めかして呟く。 「ああそうだ。元戦艦が二人。どちらも調教済みだ。薬代は料金に入っている」 建屋の中で男が電話でどこかに話している。 「ああ、うん。ははは、いやこれからも宜しく……では」 電話を切った男に一人の士官が報告する。 「中将。姉が到着しました」 「よし来たか。全くいい商売だ」 ほくそ笑みながら男は建屋を出ると、護衛の兵士たちと共に時間通りに現れた相手の前に立つ。 「妹は、山城は無事なんですか!?」 「ああ、無事だとも」 終 +後書き 以上スレ汚し失礼しました。 伊勢日向は健全な意味で仲良しな感じが良いと思った。 普段温厚な子がブチぎれる程度の絶望感ていいよね(ゲス顔ダブルピース)
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前回の話 E-1-1 「水道を…抜けましたよ、提督」 「うむ。どうやら無事に帰ってこれたな…」 長く美しい黒髪の艦娘にうなずいた艦隊司令-提督は沈痛な面持ちで南洋の島々を見つめた。 南洋の青い空を鎮守府のある主島の目印である1000m級の山がのんびりと佇んでいる。 泊地では鎮守府に所属する艨艟が憩っている。 遠征から帰ってきた神通を旗艦とした水雷戦隊が補給作業に勤しんでいる。 駆逐艦数隻を連れて艦載機の発着艦訓練を行っている精悍な空母蒼龍は比較的新顔だ。 先ごろ艦隊に配属された高速戦艦の比叡と霧島。 巨体ながらも引き締まったフォルムを水面に映している戦艦二隻の威容が彼方の水平線に睨みをきかせている。 その横に4隻の姉妹が仲良く並んでいる。 隙のない艦影はウォーシップの名に恥じない獰猛な印象を敵に与える。 同時に優美に伸びた艦首から流れるようなラインを持つ波形甲板と中央にバランスよく配置された兵装が一種の芸術品を思わせる美しさも持っている。 鎮守府で随一の武勲を誇る第5戦隊-妙高型重巡洋艦だ。 艦隊は今、敵の一大根拠地《沖ノ島海域》を完全攻略するべく準備を進めていた。 4隻の妙高型は戦隊を解き、経験不足の新鋭艦達の練度を上げるために常に1,2隻が艦隊に編成され出撃を繰り返していた。 護衛、雷撃戦の露払い、夜戦での大立ち回りと活躍した彼女達は順次ドッグでしばらく体を休めていた。 蓄積したダメージを回復すると同時に装備を一新、改装工事も終えていた。 高角砲、酸素魚雷、電探と最新式の装備を施された艦影は以前にも増して頼もしく見えた。 それ故、4隻が並んで泊地にその姿を見せているのは久しぶりの事だった。 「…第5戦隊は全艦出渠したようですね」 いつの間にか四姉妹を目で追っていた提督に今作戦の旗艦=秘書艦の扶桑が柔らかに一声をかけた。 「うん、良かった。綺麗になったね。休養も十分なようだ」 「妬けますね……」 「え?何か言ったかい?」 憂いのある笑いを浮かべて扶桑は、なんでもありません、と首を振った。 こころの底がチクリとするが彼女は従妹?の伊勢と違って感情をストレートに表現する事は無かった。 「…確かに良かったですね。第二戦隊と四航戦がこの有様では…」 後ろに続く出撃艦隊を振り返り、ひどく冷えた声で彼女は言った。 第二戦隊の航空戦艦4隻と第4航空戦隊の軽空母二隻で実施された第一次沖ノ島攻略戦は失敗に終わった。 最奥部で対峙した戦艦を中心とした敵艦隊に攻略艦隊はなすすべもなく文字通り叩き潰された。 伊勢、日向小破、隼鷹中破、山城、飛鷹大破。残る扶桑も無傷ではない。 対して、敵に与えた損害は駆逐艦撃沈1、中破1と僅少なものでしか無かった。 E-1-2 「轟沈が出なかったのは奇跡だったな……」 「いえ、提督があそこで引き返したからこそ、誰も沈まずに帰って来られたのです」 「いや、俺の編成ミスだ……もう少し攻撃用の艦載機を積んでいればっ!」 奥歯を噛みしめて提督は目深に軍帽をかぶリ直した。 扶桑の優しさはありがたかったが、悔恨の情が薄れる事はなかった。 第四航空戦隊の隼鷹と飛鷹には制空/直掩隊を担当する戦闘機隊に偏った編成を取っていた。 航空戦艦4隻に積まれている水上偵察機 瑞雲’の対艦攻撃力を期待してのことだった。 瑞雲は偵察機ながら急降下爆撃もこなせる画期的な水上機として期待されている新鋭機だ。 瑞雲が八個飛行隊揃うまで出撃を待ったほど、彼はこの新鋭機に期待を込めていた。 テストを兼ねた東部オリョール海の輸送船狩り、敵空母部隊との戦闘で勝利を収め、自信を持っての出撃だった。 だが、結果は惨敗だった。 敵の編成に空母は無かった。 直前の空母戦では活躍した零戦52型の制空隊だが、対艦攻撃力は無い。 空母には有効である瑞雲の25番爆弾による急降下爆撃も戦艦に致命傷を与える事は出来なかった。 本来なら航空雷撃で足を鈍らせた敵に叩き込むはずだった35.6サンチ砲は敵を捕らえるまで時間がかかってしまった。 その間に接近した敵ル級戦艦による近距離砲戦で元々装甲の薄い山城が大破し、二隻の空母も次々と被弾していった。 艦隊の撤退を支援するためその身を盾として損傷した日向と伊勢のおかげで艦隊は虎口を脱した。 『痛いっ……て、敵弾複数命中。三番砲塔旋回不能!……煙で見えない…姉さまは!無事?』 『飛行甲板に被弾……消火ポンプが故障?火災鎮火急いで!』 『隼鷹、これより飛鷹の消火作業に協力しまーす……駆逐艦接近?無視、無視!』 『敵に頭を取られちゃったか……日向、私たちで前に出よ!』 『航空先制が弾かれたか。砲戦力はこちらが不利だが、やるしかないな』 『痛っ、敵魚雷命中……でも、火は消したよ飛鷹、へへへ…』 「じゅ、隼鷹、大丈夫!私は大丈夫だから、早く、早く離脱して……』 『きゃぁー!!!ぜ、全主砲発砲不能……各艦は私を顧みず前進して!』 『や、山城!提督、私を前にっ!山城を、妹を助けなきゃ!』 敵の大口径弾が降り注ぐ風切り音、爆発で艦体引き裂かれる艦娘達の悲鳴。 陽炎のように揺らめき近づいてくる敵大戦艦の黄色く光る眼光。 仲間や姉妹艦を死にもの狂いで助けようとする艦娘達の鬼気迫った顔。 忘れように忘れられない。 恐怖。 それもある。 だがそれ以上に彼の心を苦しめるのは悔恨。 命を預かった艦娘達を一歩間違えれば殺してしまったかもしれない自分の迂闊さと軽率さ。 -俺の責任だ、 E-1-3 「俺のミスだ。敵にヲ級が多数含まれていると誤認した、俺が!」 提督が右拳を羅針艦橋の窓枠フレームに叩き付けた。 「提督!」 拳に血が滲む。 走り寄った扶桑が手布で提督の手を包む。 「……すまない、扶桑。でも!もし雷撃隊を中心に航空隊を編成していれば!君の妹を傷つけることも無かった!飛鷹だって!」 「提督っ!艦隊司令が海戦の損害で騒ぐなど言語道断です!」 普段大人しい扶桑が一括する。 「総司令たるもの、艦隊の半分沈められようが平然と構えなさい」 前世というべきか、かつて彼女が連合艦隊の一艦だったころに艦橋に座った数々の提督たちを思い返しながら彼女は厳しい口調で諭した。 しばしの沈黙の後、今度は優しい姉のような口調で提督の頬に片手を添える。 「……落ち着いて、ね」 -私も、甘い。提督以上に甘いわ。 内心苦笑しながら、扶桑は優しく提督を見つめた。 奥歯を噛みしめ、絞り出すように提督は頭を下げる。 「すまない、扶桑。興奮して悪かった」 眼下には戦場とはかけ離れた南洋の青い海が優しく広がる。 中途で仲間に加わった島風が、敗残の艦隊の周囲を心配そうに並走している。 皆、傷ついてはいるが連合艦隊の矜持を示すかのように胸を張って進んでいる。 艦隊司令が率先しないでどうする、そう思い直し、提督は軍帽を正して泊地を見つめる。 「いずれにしても、再攻勢に出るのは先の話だな」 気持ちを切り替えるように提督は呟いた。 知らず知らずのうちに視線は妙高型4姉妹を見ている。 「第5戦隊には頑張ってもらわなくてはなりませんね」 「ああ、そうだな……我々の仕事は戦う事だからな」 何か救いを求めるように五戦隊を見つめる提督の視線に気づいて扶桑が声をかけた。 この艦隊でまともに実戦経験がある戦艦は4隻の航空戦艦を除けば榛名だけだ。 姉妹の比叡も霧島もまだまだひよっこ、長女の金剛は未だ艦隊に参加していない。 航空戦力の要-一航戦は獅子奮迅の活躍をしているが、それ故ドックに入っている時間も長い。 蒼龍や軽空母達も頑張ってはいるが決め手となるほどの練度ではない。 艦隊自慢の水雷戦隊達は最近は苦しい資源事情を支えるため遠征に出ている事が多い。 失敗の許されない遠征任務故に練度の高い艦娘が中心になってしまうのが痛い。 必然的に戦力の中心は第5戦隊に任される事になる。 あの死地に愛しい娘達を送り込む。 果たして自分にできるのか。 「大丈夫です。あなたは自分が思うよりもずっと強い方です」 この鎮守府に一番最初に配属された戦艦だけあって扶桑は提督を良く知っていた。 「私たちはどこへでも行けます。戦えます」 -私は、決してあなたの一番にはなれないけれど、 「あなたと一緒なら」 内心の寂しさを隠して笑顔で扶桑は言った。 「さあ、浮標が近づいてきました。後は陸に上がってから考えましょう」 扶桑の優しさに感謝しながら提督は号令を発した。 「ありがとう……両舷全速後進、機関停止用意!」 E-2-1 「んんんっ、あ、はぁぅん…うふふ」 障子、畳、箪笥、掛け軸、布団。 南洋でありながらこの部屋は内地の香りで満たされている。 薄らと入るドッグの明かりが男を組み敷いた女を浮かび上がらせる。 汗が浮かんだ白い裸身が夜具の上でしなやかに踊る。 小柄で慎ましい美しさが布団という和の様相に映える。 だが、乳房や臀部はまろやかな曲線で構成され瑞々しさよりも艶ややかさを印象付けた。 「ふふ、もぅ、ぁんっ、限界?」 右手で顔にかかる前髪を払いのけて、女は組み敷いた男に優しく笑いかけた。 既に提督自身は鳳翔の秘肉に咥えこまれている。 成熟したローズピンクの媚孔は丸い輪のようにペニスを包みながら蜜を吐き出している。 くいくい、と軽く腰を前後に動して胎内にある男根へ柔らかな刺激を続ける。 「ああ、ぐっ……鳳翔、凄すぎ…うわっ」 切羽詰まったように提督が呻く。 体を前傾させた鳳翔は、苦痛に耐える様な男の顔を両手で優しく包む。 にゅちっ、という淫らな水音が二人の繋がっているところから聞こえる。 たぷんと肉付きの良い臀部が揺れ肉棒を食い締める陰唇が露わになる。 程よく熟した女肉がペニスを離さないように吸い付いている。 結合部は鳳翔の愛液と射精された提督の精液でぬらぬらと光っている。 鳳翔は提督に一つ口づけるとそのまま腰の動きを再開した。 「んんっ、あふぅん、折角の提督からのお誘い。もう一度くらい中に、ね」 そう言いながら、細い指を提督の体に這わせていく。 顎を撫で上げ、首筋を掠め、鎖骨をなぞる。 優しく労わるように指が潮風で鍛えられた体を滑っていく。 そして胸板の辺りでのの字を書くように指を遊ばせる。 「ふふふ、あら?ちょっと元気が無いみたいね」 「無理を言うな、うぐ、もう若者って、歳でもないんだ、ぐっ」 後背位で一回、正常位で一回、おまけに鳳翔の口の中で一回。 今夜は既に三度も射精している。 鎮守府の種馬 と口の悪い曙や五十鈴などが言うほど、結構な割合で艦娘達と床を共にする提督だが、流石に一晩に四度の射精というのは経験が無い。 「嘘おっしゃい。足柄さんや加賀さんを一晩中、啼かせているのは誰ですか?」 「あれは……それに、一晩にそう何度も出してるわけじゃないよ」 自分で言った通り、あまり若くないからか最近、若干遅漏気味な提督である。 射精感はこみあげては来るものの中々頂点には達しない。 だが鳳翔の熟練の床技は、 鎮守府の種馬 を初めて女を知った新米中尉のように瞬く間に射精に追いやられてしまった。 故に最初は握っていた主導権をいつの間にか鳳翔に取られてしまった。 「じゃあ、ここを弄って、あげますね」 優しい笑顔で彼女は提督の乳首をペロリと舐めた。 E-2-2 「うわっ、それはっ、待った、ダメだっ、んっぐっ」 そのままチロチロと右の乳首を舐めあげる。 ぞくぞくした感覚が提督の背筋を伝う。 「ちゅる、ちゅぱっ…ほぉら、うぅん、おちんちんが硬く、なったぁ」 自らを貫く男根が甘美な刺激に反応して膣内で硬くなるのが解る。 妖艶というよりも柔和な笑顔でウフフと鳳翔は笑った。 我が仔を愛する母犬のようにチロリチロリと提督の乳首を舐める。 左の乳首も難を逃れられず細指につかまってコリコリといたぶられる。 男の弱点を的確に攻めながら腰は緩やかに円を描く。 硬度を回復した男性自身が熱い滑りの中をぐり、ぐり、と動く。 「ちゅちゅ、んちゅっ、んんんんんっ、はぁぁん」 硬い肉棒が粘膜を擦ると自然に甘い声が出てしまう。 「ふぅぅん、おちんちんが膣で擦れてぇ、あぁん、いいっ」 腰の動きが加速し提督の目の前で熟れた双乳が揺れる。 色づいた頂が淫靡にしこり立っている。 上半身を起こして思わず敏感な尖りに吸い付いてしまう。 「ふ、ぅぁんっ、あぁん、もう、いきなりぃ、くぅぅぅん」 赤子に乳をあげるように鳳翔は提督の頭を優しく抱く。 柔らかな乳肉に口元が覆われ、鼻孔を鳳翔の匂いが満たす。 口中でコリコリとしこり立った乳首を舌で転がす。 「あはぁぁ、んんぅ、提督はおっぱいが好きなんだからぁぁん」 ちゅうちゅうと乳首を吸われながらも鳳翔は柔和な笑みを崩さない。 だが、色白のうなじは朱に染まり、瞳は色欲に染まっている。 汗で張り付いた額の黒髪が奥ゆかしさと艶やかさを彩る。 艦隊の母と言われる彼女が、今は一人のオンナになっている証左だった。 乳首を吸いながら提督が抽送を再開する。 「んあう、あ、あ、あ、あはぁぅんっ、そこぉ」 完全に力を取り戻した提督のペニスに膣内を抉られ鳳翔はあえぐ。 媚肉は蕩けたように熱を持ち剛直に絡みつく。 ぞりぞりと膣壁のスポットをカリに擦られ鳳翔は頂点に昇っていく。 「あはぁぁぁ、んんんん、ね、提督、私、イキそう」 「んっ、俺も、もう、出る」 乳房から顔を離し鳳翔の熟れた腰を掴みながら提督も限界を告げる。 突くと、亀頭先が熱いぬかるみを押し分ける快感が、引けばカリが襞をかき分ける快感が肉棒から脊髄に駆け上がる。 更にペニス全体が暖かな柔肉に包まれる快感で頭の中は鳳翔の膣を突く事のみに支配される。 「んっんっんっんっ、イぃっ、そのまま、きて、出して」 ひときわ強く腰を突き上げられる。 肉棒に絡みついた粘膜がぐゅりと押し上げられる。 亀頭の先端がトロトロの子宮口にぶつかった瞬間、提督の背筋を快感が走る。 「ぐ、出るよっ」 膨れ上がった亀頭が爆発したかのように熱い迸りが飛び出す。 子宮口に叩き付けられる衝撃と熱さが鳳翔を急速に絶頂へと押し上げる。 「んっん~、キます……イきます、くっんんんんんんんんんっ」 背筋を弓なりにして鳳翔が絶頂する。 断続的に震える肉棒が鳳翔の中をかき回す。 暴れる肉棒を収縮した肉壁が食い締める。 陰茎と膣が溶け合うような快楽が二人を包む。 全身の筋肉が緊張から弛緩へと移り、鳳翔はとさりと提督の胸に落ちる。 鳳翔の股間からぬるりと力を失った男根が吐き出され、後を追うようにドロリと白濁が漏れる。 お互いに荒い息をしながら二人はそっと抱き合った。 E-2-3 お互いの体温と少しずつゆっくりになっていく鼓動が心地よい。 幾許かして、おもむろに提督は鳳翔の頭をかき抱いた。 鳳翔はそのまま男の胸に顔を埋め、残り香を楽しんでいたがそっと顔を上げた。 「……何かあったのですか?」 先程の淫らな女の影は潜み、艦隊の母に相応しい柔和な視線が提督を見つめる。 目の前の男は視線を天井に向けたままポツリと話し始めた。 「今日の海戦、惨敗した」 一点を見つめたまま、提督の顔が悔恨に歪む。 「気付いてしまった。戦で負けるということは君たちを傷つけるのだということを」 知らず知らずに提督は鳳翔の体を抱きしめる。 柔らかな小柄な体が暖かい。 心の壁が溶かされて提督の心が無垢の子供のように解放される。 「今更、怖くなった……戦場が、君たちを傷つけるのが」 提督の口から本音が漏れる。 ゆっくりと提督の右頬を鳳翔の手が優しく包む。 「……どうしますか?…もう戦うのをやめますか」 咎めるでもなく、憐憫でもなく、いつもと変わらぬ柔和さな顔で鳳翔は尋ねた。 そんな鳳翔の顔を暫く見つめていた提督が口を開いた。 「……いや、止められないな」 「どうしてですか?」 「私は海軍軍人だ。海から迫る脅威を排除するのは私の仕事だ」 「お仕事だから戦うのですか」 自らの頬に当てられた鳳翔の手をそっと握り返した。 柔らかで暖かだが芯に強さを感じる。働き者の手だ。 「……子供のころから憧れていた。大艦隊を率いて運命の敵前回頭を命じるような提督に」 提督の顔からいつの間にか悔恨は消え、柔和な表情が浮かんでいる。 「海軍士官になれて嬉しかった。命をかけてみんなを守るって使命を負えた事に」 「使命…ですか」 鳳翔は提督の頬から手を外し体を起こした。サラリと解いた黒髪が肩に落ちる。 「鳳翔?」 止める間もなく、提督の横に正座をした鳳翔は目を閉じながら、歌い始めた。 「守も攻めるも黒鉄の浮かべる黒城ぞ頼みなる♪」 静かな歌声が寝室に響く。 行進曲「軍艦」。 本来なら力強い歌であるはずだが、今は子守唄のように聞こえた。 「~皇國の光輝かせ…」 歌い終わった鳳翔は目を開けた。 いつの間にか体を起こした提督が目の前で静かに歌を聴いていた。 「私の使命は大八州を侵す夷敵があればこれを退けることです」 提督の目を真っ直ぐ見つめて鳳翔は続ける。 「そのために私は、私たちは生まれてきました。昔も、多分今も」 かつての戦いの記憶を彼女は、艦娘達は持っている。 鳳翔の記憶には華々しい戦いの記憶はほとんどない。 でも、彼女は覚えている。 史上初の正規空母として誕生し、全速力で駆けた海原の潮風を。 太平洋を圧して進軍する大艦隊の一員として巨大戦艦の傍らにあったことを。 飛行甲板を蹴って飛んでいく艦上機達が奏でる高らかな爆音を。 初々しい少年飛行兵が初めて彼女に着艦し、誇らしげに見せた笑顔を。 幾人もの搭乗員が艦長が彼女の元で育ち巣立って行った。 幾隻もの艦達が”皇國の四方を守る”為に港から出航していった。 そして、そのほとんどに、人も艦も、もう二度と会うことは叶わなかった。 E-2-4 「あなたの使命を助けるのが、私たちの使命です」 優しく静かに鳳翔は言葉を続ける。 そっと提督の膝に手を取り両手で包む。 「私たちはいつも一緒です。あなたとならばどこまでも征けます」 まじまじと鳳翔を見やった提督は、やがて降参したように苦笑しつつ首を振った。 「……俺は提督、君たちは艨艟。征くなら共に、か」 「はい、提督」 「吹っ切れた。ありがとう、鳳翔」 彼女の手を握り返して提督はいつもの表情に戻った。 潮風に鍛えられた海の厳しさと優しさを合わせたような男の顔に。 ドキリと鳳翔の胸が高鳴る。 ―ああ、提督。私の司令長官…。今度こそ、最後までお傍に。 自身の深い悔恨を晴らしてくれるであろう男の胸に鳳翔は体を預け、口づけをする。 提督は彼女を優しく抱き止めそれに答える。 「すまないな。弱った時にばかり君に甘えて」 唇を離して提督は頭を掻いた。 目を伏せた鳳翔は頭を振った。 「……いいえ、弱ったあなたも私は好きですから」 顔を上げた鳳翔の目には再びオンナが燃え上がっていた。 「えっ?ほ、鳳翔さん?」 若干、顔をひきつらせた提督が体を離そうとするが流石に腰が立たない。 そのまま押し倒されるように鳳翔の下に組み敷かれる。 「ね、提督、私も弱ってるからあなたに甘えたいの」 ぺろっと舌を出しておどけて見せる鳳翔だが、提督には舌なめずりをするネコ科の猛獣に見えた。そのまま人差し指をチロチロと舐めながら荒い息で提督を見下ろす。 「それに、イくなら一緒に、でしょ?」 「いや、それ違うし、さすがに、もう無理だって!」 撥ね返そうとするが、帝国海軍初のジャイロスタビライザーを装備した抜群の安定性はそうそう撥ね返せるものではない。 「うふふ、私知ってましてよ。殿方のカタパルトの位置」 完全にマウントポジションを取った鳳翔の細指が提督の菊のご紋に伸びる。 「なっ、ちょっ、それは、ダメだ!」 ずぶりと提督のバイタルパートがやすやすと鳳翔の指に貫通される。 「うふふ、ここね…それぇっ」 「アッー」 「ほーら、硬くなった。うふふ、やる時は…やるのです」 … …… ……… ………… 翌朝、妙につやつやとした鳳翔の作る朝ごはんはいつになく美味しかった。 が、提督が朝食の席に姿を見せることは無かった。 昨晩、鳳翔が提督の部屋にいた事を知っていた艦娘の何人かは提督にそっと手を合わせた。 当の鳳翔はいつもの柔和な笑顔で味噌を鍋の出汁に溶いている。 「私が無茶させてはダメですね」 新妻のようにお茶目に舌を出して鳳翔は呟いた。 ―でも、提督。半分は、私を心配させた罰ですよ…。
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4-2-1 赤道直下とはいえ流石に夜になると涼しい風が吹く。 煌々と光る13夜月の月光が眩しいくらいに見える。 月明かりを楽しみたいため照明は抑え目にしている。 開け放した窓から入る風に含まれる潮の香が男の心を擽る。 ―やっぱり、俺は海が好きなんだな。 柄にも無くロマンチックな気分になっている自分に苦笑する。 そして、高まる胸の鼓動が緊張からもたらされるものであることに改めて気づかされる。 ―やれやれ、これじゃ童貞だな…昔はバーって言ったんだっけか。 帝国海軍の将帥に憧れ、それに近しい立場になった男は、それ故か妙に帝国海軍士官ぶりたがる傾向にあった。 その割に完璧に士官ぶれて無いところがこの男-提督の長所でもあり短所でもあった。 これから一人の艦娘が彼の私室を訪ねてくることになっていた。 夜、艦娘が独りで自室を訪ねてくる。 それ自体は特に珍しくも無かった。 だが、今晩訪ねてくる艦娘は特別だった。 大日本帝国海軍一等巡洋艦妙高型4番艦「羽黒」。 かの大戦では蘭印攻略戦を皮切りに、サンゴ海、ミッドウェー、ソロモン、マリアナ、レイテと勇戦し大戦最後の水上戦で倒れた勇者。 幸運艦、武勲艦の名を欲しい儘にし幾多の海軍士官下士官兵に愛された傑作重巡。 その魂を継いだ艦娘が彼の部屋にやってくる。 恐らくは彼と契りを結ぶために。 そして、彼は彼女を武勲艦だから愛しているのではない。 セミロングボブの黒髪も、いつも八の字気味の眉も、伏し目がちの大きな目も、少し猫背気味の姿勢も。 引っ込み思案なところも、仲間思いなところも、芯の強さも。 気が付けば彼女の全てに彼は恋をしていた。 ―恋、しているのか?俺は! ぶふっ、と変な息を漏らしてちゃぶ台に提督は突っ伏しながら赤面した。 いい歳を恥ずかしい、とは思うが短くない人生経験からしてこれは間違いない。 部下に恋するなど、まして自分よりも随分と年下に見える娘に恋するなど思ってもみない事だった。 「ふふ、道理で、緊張するわけだ」 顔を上げると口に出して笑いがこみあげてきた。 恋する彼女との初めての夜。 リラックスできるほど彼は男前では無かった。 キッチリ決めた二種軍装。オーデコロン。髪もしっかり整えた。 無論、既に入浴を済まし念入りに体も洗ってある。 笑えるぐらいの童貞力である。 それほどに彼は羽黒に恋をしていた。 時計は2155。 私室をノックする音が響いた。 「誰か?」 扉の向こうに誰がいるのかはわかっていたが、平静を装うため誰何の声をかける。 「羽黒です、宜しいでしょうか?」 大きくも小さくも無く、ただ静かだが強さを感じる声が返ってきた。 彼の恋してやまない、彼の心を沸き立たせ、不安にさせ、切なくさせる声が。 「入って宜しい」 4-2-2 扉が開き、廊下の微かな灯りを背に受けた細いシルエットが浮かんだ。 セミロングボブの髪に銀色の髪飾り。 朱の射した顔に大きな瞳と可憐な唇。 そして、普段の妙高型お揃いの制服と同じ色の和服。 月光に冴えるたおやかな菫のような美しさに提督は息を飲んだ。 「…あの、司令官さん?」 普段の気弱気な羽黒の声で提督は我に返った。 「あ、いや、ごほん。どうぞ」 鯱ばって立ち上がると羽黒を中に招き入れる。 井草の畳に戦艦長門の模型を飾った箪笥と障子にちゃぶ台。 最近、戦果で手に入れた改修予算を一気に使って和風を好む彼は部屋を完全に和装に整えていた。 ホテルを改装した天井の高い鎮守府の部屋にいささかミスマッチではあったがここが落ち着くという艦娘も少なくない。 羽黒は出された座布団に静々と座った。 ちゃぶ台を挟み向かいに座った提督はまんじりともせずその姿を呆然と見つめた。 ―綺麗だ。 暫く沈黙が続いたが、緊張感に耐えられなかった提督は口を開いた。 「その、似合ってるな。その菫色の和服」 「……ありがとうございます」 はにかむように羽黒は上目づかいに微笑んだ。 「妙高姉さんが選んでくれました。その、司令官さんのお部屋にはこの服が合うって」 そう言って羽黒は頬を染めた。 『そうそう、和服の方が殿方は色々と致しやすいし、誘いやすっ、げふ』 と力説する足柄を那智がひじ打ちをして黙らせた事は黙っている。 ―はぅぅ、き、緊張するよぉ 誠意一杯の勇気を振り絞って提督の部屋に来たものの何をどうしたらよいか見当がつかない。 ―そうだ、お酒。那智姉さんありがとう。 『お互いいける口なんだからこれを持っていけ』 と那智から渡されたのは山形の銘酒《羽黒山・純米吟醸》の四合瓶だ。 『あ、あ奴は吟醸が好きだから…』 頬を染めそっぽを向きながら酒を渡す那智。 上がり症な羽黒と妙なところで口下手な提督の事を考えての事なのだろう。 那智の心中が複雑なのは羽黒も理解できた。 提督は那智にとって飲み仲間であり、想い人でもある。 妹が本懐を遂げられるのは喜ばしいが、焼きもちも同時に焼いてしまう。根が素直な那智の顔にありありとそう書いてあった。 妙高が酒瓶を丁寧に包んでくれた。 『羽黒。あんまり飲ませちゃダメよ』 明日は土曜日。とは言え鎮守府は現在、難関海域を攻略中であり土曜日といえど課業は普通にある。 深酒をさせて鎮守府の運行が滞っては、現在の秘書艦である妙高の立場も無い。 『そうよぉ。飲み過ぎると提督も若く無いから、いざっ!て時に、勃たないかっ、うぼぁ』 余計な事を付け足そうとした足柄の水月に那智の拳がめり込んだ。今夜提督と夜を過ごせない八つ当たりが20%くらい入っていただろう。 4-2-3 「あの、司令官さん。こ、これ。い、一緒に飲みませんか」 「ん?おお、羽黒山の純米吟醸じゃないか!羽黒、ありがとう」 そう言うと茶箪笥から取り出した湯呑茶碗を二つ並べた。 「肴、肴は~。はは、こんなのしかないか」 そう言って取り出したのは、携帯糧食のイワシの缶詰だ。 「本当は暖めた方が旨いんだけどな~」 うきうきとイワシ缶のふたを開け、割り箸を二膳、ちゃぶ台に置いてから提督ははたと気づいた。 羽黒をほったらかしにしていた事を。 「す、すまん羽黒。久しぶりの吟醸酒だから浮かれちゃって…」 ちゃぶ台の向こうにちょこんと座った羽黒に真剣に頭を下げる提督。 日本酒を前に浮かれモードの中年士官をポカンと見ていた羽黒だが、やがてクスクスと笑い出した。 「司令官さん、お酒が大好きなんですね」 「へっ?……いやぁ、恥ずかしいところを見せたな」 羽黒が怒っていないと気づき、頭をポリポリと掻く提督の前に湯呑茶碗が出された。 「お一つ、どうぞ」 「ああ、すまない。いただこうか」 羽黒は嬉しかった。 普段から厳格というには程遠い提督ではあったが、こんなにくだけた姿を見るのは初めてだった。 それだけに彼に一歩近づけた気がした。もっともっといろんな彼を見たい、知りたい、近づきたい。 一緒にいたい。 少なくとも今夜、彼の最も近しい場所にいるのは自分なのだ。 勇気を出して良かった。 応援してくれた姉妹や鎮守府の仲間に感謝しながら茶碗に美酒を満たしていく。 「ど、どうぞ」 「羽黒も飲めただろ、さぁ」 恐縮する黒髪の艦娘がそっと茶碗を差し出した。 羽黒と二人きりで飲む。 今まであるようで無かったシチュエーションだ。 欠けていた時間を埋めるよう酒が満たされていく。 「じゃ、乾杯」 4-2-4 「か、乾杯」 茶碗をかかげると提督は一気にそれを煽った。芳醇な香りの液体が喉を下る。 本来なら一口含んでじっくりと胃の腑に落としていくのが良いのだろう。 しかし今は、乾杯、その言葉の通り盃(茶碗だが)を乾してしまいたい衝動を抑えることはできなかった。 緊張とそれを上回る高揚感。目の前にいる艦娘と二人の時間を持てた事が提督には嬉しかった。 菫色の衣に身を包んだ羽黒が酒瓶を掲げて待っていた。 咳払い一つしてそっと茶碗を差し出すと慎重に酒を注いでくれる。 紗で織られた和服の菫色と羽黒の白い肌が絶妙な色気を醸し出す。 袂からチラリと見える脇と胸元の合わせ目につい目が行ってしまう。 いつも猫背気味なので、気が付かなかったがそこそこのボリュームをそこは主張していた。 「あの……や、やっぱり、気になりますか?」 ひょいと顔を上げると赤面した羽黒と目が合った。 恥ずかしがりやの彼女は普段ならこんな表情の時は目線を逸らしているところなのだが、今日の羽黒は違った。 男の方が赤面しながら恐縮して先に視線を逸らしてしまった。 「い、いや…その、なんだ、気にならないと言えば嘘になる」 ちびりと酒を口にする。妙に喉が渇く。 「……羽黒。こんな近くで君を見た事が無かったから」 茶碗をちゃぶ台に置くと羽黒の傍らに座る。 「綺麗だよ、羽黒。気付かなくてゴメン」 恋する男の顔がすぐ隣に来て羽黒の心臓は一瞬ドキリとする。 普段なら尻尾を巻いて逃げ出してしまうのだが、今日の彼女は違っていた。 羞恥や怯懦よりも彼への思慕の念が勝った。 「私も……司令官さんの顔、こんなに近くで見るのは初めてです」 そう言って彼女は瞳を閉じた。 提督は羽黒の肩に手を置いた。一万㌧重巡娘とは思えないほど細く柔らかな肩。 そのままそっと己が胸に寄せると唇を重ねた。 薄明りの和室に二人の影が重なる。 二種軍装に重なった和装の菫色が薄明るい灯りの下で静かに揺れる。 「んっ、はー……はぁはぁはぁ、しれい、官さん、んんっ」 長い接吻で苦しくなった息を継いだ羽黒だが、提督の顔をほうと見つめると自らその唇に口づけた。 ―司令官さん、司令官さん……。 ずっと恋焦がれていた男の唇は思っていたより熱くて強くて、切なかった。 ―離したくない。このまま時間が止まってしまえばいいのに………。 「んふっ、ちゅちゅちゅ、んんっ、ふぁ、んちゅ」 4-2-5 「んっ、はぁ、はぁはぁはぁ、羽黒っ、待った」 執拗に唇を求める羽黒をそっと引きはがし提督は荒い息をついた。 「はぁはぁはぁ。はー、慌てないでくれ。俺も我慢できなくなる」 こつんと羽黒の額に自らの額を合わせ提督は苦笑いする。 彼とて思い焦がれた羽黒との接吻に興奮しないわけは無かった。 「あ、あの…ごめんなさい」 いつもの口癖が羽黒の口から洩れたが、いつものように顔を俯けてはいなかった。 羞恥に染まった真っ赤な顔を提督に向け精一杯の笑顔を作って見せる。 「が、我慢しないでください……羽黒、精一杯頑張ります」 「……羽黒っ」 男に我慢などできるはずも無かった。そのまま、ぎゅっと羽黒を抱きしめる。 「きゃっ、し、司令官さん?」 「羽黒、我慢しないぞ?いいな」 こくりと頷いた黒髪の娘の手を取った提督は彼女を夜具の上に導いた。 4-3-1 菫色は不思議な色だ。 楚々として清らかなイメージと蠱惑的で妖艶なイメージが混在していた。 夜具の上に横たわった羽黒が正にそうだった。 はだけた襟から上下する白い膨らみが垣間見える。 浅黄色の帯でくくられた腰は程よく肉付いてまろやかな曲線を描いている。 乱れた裾から伸びる足は陳腐な表現だが白魚のように美しかった。 思わずごくりと喉が鳴った。 そのままもう一度口づける。 「ん、んっ?、はぁぅ、ちゅ、れろ、ふぅんっ」 今度のキスは文字通り遠慮は無かった。 可憐な唇を割り開いて提督の舌が羽黒の口に侵入する。 閉じていた前歯をそっとノックするように優しく愛撫するとゆっくりと口腔が広がった。 そっと舌と舌を逢わせるとびくりと舌が震える。 あまりにも予想通りの彼女らしい反応が微笑ましい。 そのままゆっくりと舌を絡めると羽黒も合わせるように舌を絡める。 熱く湿った肉のうねりと時折ふれる奥歯の硬質の滑らかさが心地よい。 提督の舌と共に送り込まれる唾液をごくりと飲み込むと胃の中から体中に熱が伝播していく。 「ふぅ、んふぅちゅ、ちゅちゅ、んちゅ、ふぁ、れろ」 提督は羽黒の口内を堪能するとゆっくりと彼女の舌を自身の口内に引き入れる。 おずおずと提督の中に侵入した羽黒の舌は柔らかく提督の口内をくすぐり始める。 前歯、奥歯、歯の裏、歯茎、唇の裏側、舌の付け根、次第に動きは大胆になっていく。 口と口での愛撫を続けながら、提督の手が袖から胸に侵入する。 「んちゅ、ちゅ、ん、んんっ?ふぁっ司令官さん?」 「すまん。でも、我慢できないって、言ったろ」 肌襦袢の下にたどり着いた手がふわりと膨らみに触れた。 下着に抑えつけられていなかったそれは柔らかく弾力した。 「あっ、やっ、んん」 柳眉を八の字に寄せて羽黒は思わず声を出してしまう。 初めて男の手に触れられた乳房が熱い。 「や、んん、ふぅんっ、くぅ、あはぁ、ん」 ―恥ずかしくて顔から火が出そう。でも、気持ちいぃ。 肉欲に浮かされ始め頭の芯がぼんやりとしてくる。 それでいて体の感覚はより敏感になって痺れる様な快感が広がる。 4-3-2 「羽黒、脱がせるよ」 ぼんやりとする頭でセミロングボブの髪が頷いた。 緩んだ帯をそっと外し、下帯を解く。肌襦袢を開くと白い裸身が現れた。 きめ細やかな雪肌が羞恥と情欲でほんのりと桃色に染まっている。 細身の体はその名を持つ重巡洋艦の最上甲板が作る曲線のように優美かつ引き締まっている。 華奢な印象の肢体に比べて、乳房はふっくらと盛り上がりピラミッド型に配置された前部主砲群のように存在感を主張していた。 当然のことながら主砲塔とは違いあくまでもなだらかで柔らかな双乳の先は桜色に色付いた乳首がツンと上を向いている。 荒い息で上下する初々しい乳房と相反して、贅肉のついていない腹部はなだらかだ。 縦に窪んだおへそがチャーミングなアクセントに見える。 飾り気のない白い下着が安産型の尻を包んでいる。 そこから伸びる白い太腿が内股に閉じられて淫靡さを醸し出している。 「羽黒、綺麗だ……本当に綺麗だよ」 戦場から帰ってくる艦娘達の中には艤装だけでなく着衣が大きく損傷している娘もいる。 羽黒も例外ではない。むしろ他の艦を庇って被弾し中破状態で帰港してくる事が多い。 不謹慎ながら、破れた着衣の隙間からそのプロポーションを邪推してしまったことが無いと言えば嘘になる。 しかし、眼下に輝く裸身は提督の陳腐な想像をはるかに超えた美しさだった。 提督の手が無意識に桜色の頂を持つ果実に伸びた。 「やっぱりダメ、恥ずかしぃ、です……そんなに、見ないで」 消え入りそうな声で羽黒は羞恥を告げる。 顔を真っ赤にした羽黒がおずおずと胸を隠そうとする。その手を提督は柔らかく抑えた。 「ダメ……見たい。今夜は羽黒をもっと知りたい」 そう言って乳房に指をめり込ませる。驚くほどしっとりと柔らかな肉が提督の指を包む。 少し指先に力を入れると乳肉は優しく押し返してきた。その肌触りと弾力に提督の欲情が高まる。 「あぁ、ダメ、んんん…しれぇ、官さぁん、はぁ、くぅん」 乳房を手のひらで包むように揉まれると愉悦の波が広がり、羽黒の全身に痺れる様な快感が響いた。 興奮から体積を増した白桃は提督の指に吸い付く様に弾み、その度に羽黒の口からすすり泣くような吐息が漏れる。 快感で意識がぼぉとなり、汗が噴き出す。しっとりと濡れた裸身が快楽に踊る。 「羽黒、痛くないか?」 「んぁんっ、は、はぃ。大丈夫、です、んんっ」 「じゃあ、こっちはどうだい?」 先端で切なげに揺れていた桜色の乳首を提督がクリクリと捏ねた。 既に硬く尖っていた乳首から全身に鋭く快感が走った。 「ひぅっ、あはぁぁんっ、やめぇ、はうぅぁ、はぁんっ」 一際大きな嬌声が和室に響いた。同時に提督はタガが外れたように羽黒の乳首に吸い付いた。 チュウチュウと敏感な突起を吸い、ぞろりと舌の腹で舐る。コリコリとした感触がなんとも心地よい。 口による愛撫を免れていたもう一つの蕾も提督は逃さない。 指の腹で優しく、時に強く弾く。増々硬度を増した尖りを乳肉に押しつぶしてはやんわりと引っ張り上げる。 4-3-3 「やっ、あはぁん、しれぇ、だめぇ、あはぁ、んっんん、あぁぁぁん」 乳房全体が熱く疼き、男の欲望に翻弄される桜の花芯は強烈な快感を全身に響かせる。 今まで感じた事のない快感が羽黒を責めたて、溶かしていく。 顔だけでなく首筋まで赤く染める羽黒の痴態に提督の隠れていた嗜虐心に火が付いた。 なだらかな腹をそろりと下り、いきなり純白の下着に包まれた秘苑を撫であげた。 「ひうっ、やあ、それ、はぅぅぅぅんっ」 「えっ?羽黒。お前、もうこんなに」 撫でた指先に纏いついた湿り気に提督は驚いた。湿り気というよりもそこは既に溢れる蜜でしとどに濡れていた。 「はぁはぁはぁはぁ、しれぃか、さん……私、こんな感じ、初めて」 「……嫌だったか?」 打ち続いた快楽の波で四肢の力を失い、荒く息をつきながら羽黒は喘ぎながら頭を振った。 桜色の頬に涙が伝う。チュッと提督の唇が雫を吸い取った。 そうしてから羽黒を全身に抱き寄せ耳元で呟く。 「じゃあ、もう少し羽黒のかわいいところを見せてくれ」 そういうと下着に指を滑り込ませ、ヒクつく秘裂を撫で上げた。 「あっ、いきなりっ、ダメぇ、んっ、ぁぁぁっ」 くちゅりと水音を立てて愛液が指の隙間から零れる。くちゅくちゅと探るように蠢いた指先は硬いコリコリとした器官を探り当てた。 既に包皮から頭をもたげていたそれを提督はくるりと指先で撫でた。 そのとたん羽黒の脊髄を鋭い快感が駆け上がった。 「ふあぁぁぁっ、そ、そこぉ、らめぇ、い、いきなりは、あぁぁぁぁぁん」 背筋を弓なりにして喘ぐ羽黒の裸身を片手で抱きながら、提督はもう一方の手で更にクリトリスを責めたてる。 指先で突起を摘まみすり合わせたかと思うと指の腹でグリグリと押し込む。 突起の根元から扱くように指を上下させ、先端をクリクリと弄り回す。 執拗に陰核を責めながら、唇で羽黒の全身にキスの雨を降らせる。 「ひぁっ、い、いぃ…そこぉ、すごぃ、そんな、の、あはぁぁぁぁんっ」 桜色の首筋、綺麗に窪んだ鎖骨、羽黒が喘ぐたび揺れる乳房、充血してぷっくりと盛り上がった乳輪、愛らしく形を変える臍。 それは愛撫というよりも食事だった。 飢えを満たすために一心不乱に獲物を貪る肉食獣のように届く範囲全てに唇で、舌で、提督は羽黒の全身を味わう。 生きたまま食事に供される娘には激痛の代わりに快楽が全身を支配していった。 そして、肉食獣の共演はクライマックスに向かおうとしていた。 連続する細かいオルガスムスで汗みずくの羽黒を提督は布団にそっと横たえる。 自ら着衣を全部脱ぎ去ると放心したかのような羽黒に口づけた。 「羽黒、いくよ……いいかい?」 「は、はい……司令官さん、私で良ければ」 4-3-4 ぐしょ濡れになった下着を取り去ると露に濡れた叢が現れた。少し大きめの大陰唇と小さくヒクつく小陰唇が淫靡に男を待っているかのようだ。 羽黒の足の間に体を入れた提督は己の切っ先を花弁にあてがった。触れた先端から女の胎内の熱さが伝わる。 そのままゆっくりと肉棒を羽黒に沈めていく。 亀頭が女肉をかき分けずぶずぶと奥に入る。 「くうぅっ、んんんんっ、はぅぅぅぅぅんっ」 固く目をつぶった羽黒は両手で布団を握りしめ衝撃に耐える。肉槍の膨らんだ先端が胎内を擦る感覚に羽黒は喘ぐ。 ゆっくりと挿入された男根を羽黒の可憐な秘孔は全て飲み込んだ。 ずんっと打ち込まれた提督自身が自身の胎内にあると胸の奥がほわっと暖かくなると同時に下半身が疼いてしまう。 「ん、くぅぅぅ、はぁはぁ、し司令官さんで、いっぱい、んん」 提督は羽黒に口づけた。そのまましばらくお互いの唇を啄み合う。 唇を重ねたままゆっくりと提督の腰が律動を開始した。 ぬちゅぬちゅと結合部から淫猥な音を出しながらペニスが羽黒の膣を擦り上げる。 亀頭の裏を擦っていく肉襞の感覚が提督の脳を焼く。 白熱する快感がを追い求めるように提督の腰の動きは加速していく。 びっちりと肉棒を咥えこんだ肉壁を押分けると羽黒の内臓が亀頭に絡みつきその精を搾り取ろうとしているように騒めく。 「ぐっ、は羽黒。すごい、気持ちいいよ、んん」 脳を焼く蜜壺の肉感に支配されて提督はひたすらに羽黒に腰を打ち付ける。 ずりずりと亀頭冠が膣壁を擦り、胎内を掻き分け侵入してくる。その度にゾクゾクとした快感が腰に走る。 特に膣口の裏側辺りをごりっと亀頭が通るときには頭の中が白くなるような快楽が体を貫いた。 膣壁全体で感じる肉棒の熱さと硬さが羽黒の心を満たす。 「ふあっ、あはぁんっ、しれぃかん、さん、来て、もっときてぇ」 手を上げて抱擁をねだる羽黒を抱きしめる。自身の胸板の下で柔らかく潰れる乳房の感覚が欲情を更に高める。 そのまま唇を奪うと舌を吸い上げる。羽黒も積極的に舌を絡め、ごくりとお互いの唾液を嚥下し合う。 息継ぎのため羽黒が口を離した隙に提督はたぷたぷと揺れる乳房にしゃぶりついた。 乱暴に舌でぐりぐりと乳首を舐り、唇で乳房を甘噛みする。 乳肉に刺激が与えられるたび、乳首が弄ばれるたび、愛液で滑る膣壁が男根をきゅっきゅっと締め上げた。 「あはぁっ、気持ちイイです……おっぱいも、おまたも、きもちいぃですっ」 「羽黒、俺も気持ち、イイよ。すごい、熱いっ」 愛液まみれの肉棒がトロトロに溶けた肉壺に入るたびに淫猥な水音がくちゅくちゅと響き、遅れて下腹と恥丘がぶつかり合うパンパンという音が続く。 提督の激しい息遣いと羽黒の恥ずかしげな嬌声と併せて二人の興奮を高めていく。 膣全体がペニスを包むように食い締め、ペニスはいよいよ硬度と体積を増し羽黒の胎内を圧迫する。 「羽黒、限界だ……いくよ」 4-3-5 「は、はいぃっっ、私も、もう、きちゃうっ」 強烈に腰を動かして羽黒の最奥にペニスを差し入れると提督は引き金を振り絞った。 溜りに溜った精液が陰嚢から尿道口を駆け上がるのがわかる。 膨れ上がった亀頭から爆発するように白濁液が羽黒の子宮に叩き付けられる。 二度、三度と男根が烈しく胴震いを起こしながら熱い精液を羽黒の胎内に流し込んでいく。 放たれた精液の熱さと衝撃と愛する男の子種が胎内に満たされていく感覚を感じて羽黒も絶頂を迎える。 同時に最後の一滴まで精液を搾り取ろうとするかのように子宮と膣が収縮する。 「はあぁぅぅ、熱っ、しれぃかんさっ、イクぅっっっっ」 提督にしがみつきながら全身をガクガクと痙攣させて羽黒は気をやった。 魂まで吸い取られるような膣壁の蠢動に提督も一瞬、失神しかける何とか踏みとどまる。 最後の力を振り絞り羽黒の横にドサッと寝ころぶ。 力を失ったペニスが膣から抜け、愛液とカクテルされた精液がコポコポと女孔から零れ出る。 ―羽黒、君が艦娘になってくれて、君に会えて、君を好きになれて……良かった。 横で眠る羽黒の裸身を抱き寄せて頬にキスをする。 そのまま愛しい女の体温を感じながら提督も意識を手放した。 … …… ……… 潮騒と海鳥の声に後押しされて艦娘が目を開けると自分の部屋とは違う天井が見えた。 未だ覚醒しない頭のまま、寝返りをうった彼女の視界に入ったのは提督の寝顔だった。 ―ふふ、司令官さんの寝顔、ちょっとかわいい……………へ? 一気に彼女、羽黒の意識は覚醒した。覚醒した途端に昨夜の情事を思い出す。 「あぅっ、昨日、私、司令官さんと……はぐぅぅ」 一気に茹蛸のように赤くなる羽黒。 同時に嬉しさもこみあげてくる。やっと傍にくる事ができた。私の大切な司令官さん。 しかし、同時に不安にもなる。 彼女の司令官さんは「みんなの提督」さんでもあるのだ。妙高型の姉妹を始め、榛名、鳳翔、千歳、雷を筆頭に駆逐艦勢とライバルは多い。 ―まあ、海軍士官さんともなればお妾さんの一人や二人いても当然だし。お妾さんに。 とは思うが、一人や二人で済まないのが現状である。以前の彼女だったら諦めていたかもしれない。 しかし、彼女は諦めない自分を取り戻した。 不屈の重巡洋艦羽黒はその最後まで勇戦敢闘した幸運の重巡なのだから。 けれど油断するな羽黒。 提督を好きな艦娘はこのあともどんどん鎮守府にやってくるぞ。 そして、提督がガキの頃から好きだった軍艦の実装もやってくるぞ。 頑張れ羽黒。 指輪をもらえるその日まで。
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「あれ?提督じゃん、何してんの」 「いや、北上。お前こそ何してんの」 鎮守府の屋上の扉を開け、一息つこうと思ったら既に先客がいた。 「あーあたし? サボり」 そう言うと下を見る。 その手摺に近づいて北上の視線をたどると駆逐艦達を率いてランニングしている天龍がいた。 「あの熱血指導にはついていけないわー」 「ああ、そういえば今日は天龍と一緒にあいつらの訓練だったか」 まぁ訓練そのものは問題ないだろう、あれで天龍は駆逐艦たちから懐かれているし訓練に手を抜いたりもしない。 「といってもそれとこれとはまた別な話だと思うんだが」 「問題なさそうだしいーじゃん別に。それより提督は何しに来たのさ?」 「サボりだ」 どうだ参ったか、と言わんばかりに胸を張って言ってやる。 「それ人のこと言えないって、っていうか霧島ネキも災難だねー」 「自業自得だ自業自得」 昨晩執務中に中元でもらった黒霧島を秘書艦の霧島が見つけてしまい 仕事終了と同時に他の姉妹も呼んで酒盛りが始まってしまったのだ。 金剛はいつにもましてやたらと抱きついてくるし比叡はそれに負けじと金剛に抱きついているし 榛名は据わった目で酒を注いでくるかと思えば突然大声で笑い出したり 当の霧島は「かかってこいよサウスダコタァ! レーダーなんか捨ててかかってこい!!」 とか叫び始めるしとにかくカオスだった。 途中から酒を入れる振りをして水を飲んでいたので助かったのだが その後まだ歩けた榛名は金剛と比叡に抱えられて退場。 高いびきをかいている霧島は仕方がないので執務室の布団に転がしてさっさと部屋に戻って寝た。 で、朝執務室に来たらまだ寝ていたので寝かせておいたら昼近くまで起きないので流石にたたき起こし 昼食抜きで残りの仕事をこなしながら今に至る。 「酔っ払いって怖いわー」 「ほんとそう思うわ」 顛末を聞いた北上の感想に全面的に同意する。 「そういや大井は一緒じゃないのか」 「んー大井っち、? 別にいつも一緒ってわけじゃないしそんなに不思議でもないっしょ?」 「いや、いつも一緒にいるイメージがあるからな」 「そりゃまぁ確かに親友だから他の子よりは多いだろうけどねぇ」 不思議そうな顔をする北上。 「だってお前らデキてるんじゃないの?」 「え?」 「え?」 「なにそれこわい」 意外な返事にびっくりする、ついでに北上もびっくりしている。 あそこまで百合百合しいといっそ清々しいとさえ思えたのだが。 「いやいや、いくら仲がいいからって百合認定とか変な本の読みすぎでしょ」 「そうなのか、いやマジで意外だわ」 あっさりと否定する北上に拍子抜けする。 「じゃあ、北上にも好きな男のタイプとかあったりしたのか」 「う~ん……そうだねぇ。強いて言うなら提督みたいな感じかねぇ」 「なるほどねぇ、俺みたいな感じかー」 「まぁ強いて言うならなんだけどねー」 「そうかー……ってはい?」 「ん? どうかした?」 「え、いやだってさぁ。いきなりタイプとか言われたらびっくりするだろ」 「北上さん! その飢えた野獣から離れてっ!!」 とっさにしゃがむとさっきまで頭があった空間を砲弾が通過する。 「おー、大井っちじゃん。どしたの?」 「いや、『どしたの』じゃないだろ。『どしたの』じゃ」 息を吐きながら北上との間に割って入ってきた大井を睨む。 「北上さんを提督の毒牙にかけさせたりはしません!」 むしろ北上じゃなくてコイツの方がやばいんじゃないか そう思いながらホールドアップ。 「というかお前は一体何をしてるんだ」 「私は屋上倉庫に物を取りに来ただけですよ」 「いきなりぶっぱなすことはないだろう」 「うふふ、提督ならきっと避けてくださると思ってましたから♪」 「いや、洒落になってないから」 「で、北上さんは何してたの?」 「訓練サボってたら提督もサボりに来たから話してただけだよ」 「あら、どんなことを?」 「あたしと大井っちが百合なんじゃないかとかいうからさー んなわけないじゃんって話してたんだよ」 「えっ!?」 愕然とした表情で後ずさる大井。 「大井っち?」 「そ…そんなことって」 「ちなみにタイプは俺みたいなのらしいぞ」 面白いので追い討ちをかけてみる。 「強いて言うならって言ってんじゃん」 呆れたような北上の声を聞いていないかのように大井がよろよろとよろめく。 「な……なんて趣味の悪い……」 「おい、上官に対して失礼すぎるだろそれ」 「ふ…ふふ……私は所詮お邪魔虫だったというわけね……さようなら北上さん!!」 ダッシュで走り去る大井を北上と一緒に呆然と見送る。 というかあいつ取りに来た荷物もっていかなくていいのか。 「あーまぁ……こんなこともあるよねぇ」 北上はというと指で頬をかきながら苦笑している。 「で、提督は戻んなくていの?」 「少ししたら戻ろうかと思ってたけど疲れたよ……」 さすがにいきなり撃たれるとは思ってなかったのでどっと疲れた。 「ほほー、んじゃあたしが膝枕でもしてあげよっか?」 「また随分とお優しいことで……」 「まーまー。親友が迷惑かけちゃったってことでさ」 「あー、んじゃ頼むわ」 あっさりと北上の提案にのって正座した彼女の太ももに頭を乗せる。 なんだかんだで女の子だ、柔らかな感触を後頭部に感じつつ安息の時間を過ごそうとするが…… ──5分後 「提督ー」 「なんだ?」 「足痺れた」 「そんな気がしてた」 座ってから一分たったあたりで既に足を小刻みに動かしていたのでそうではないかと思ったのだが…… 立ち上がって北上を見ると微妙に顔をしかめている。 まぁ珍しい体験も出来たしいいだろう。 そう思って立とうとする北上に手を貸してやる。 「お、気がきくね提督……ってうわわっ」 まだ足の痺れが取れてなかったらしく、足をもつれさせてこちらにしがみついてしまう。 「おい、大丈夫か」 「う~む……さすがのあたしもこの姿勢は恥ずかしいわー」 ちょうど北上がこちらに抱きついてそれを抱えるような形になっている。 「仕方ないな、痺れが取れるまで座ってろ」 「あれ、そこはお姫様抱っこで部屋まで送ってくれるとかじゃないの?」 「そうか、その方がいのか」 そう言うと北上の足を抱えて抱き上げてお姫様だっこをしてやる。 さすがに慌てるかと思いきや…… 「おー、楽チン楽チン」 全くそんなことはなかったのであった。 抱えてしまったものは仕方がないので部屋まで連れて行ってやる。 幸い誰にもすれ違わなかった。 正直大井にでも見られたら今度こそ頭を吹っ飛ばされるんじゃないかとビクビクしていたのだが。 部屋までたどり着いておろしてやると、もう痺れはすっかり取れたようでいつものように床に立つ北上。 「やれやれ……」 「いやー助かったよー。案外悪くないもんだねぇ」 「こっちは今度こそ頭吹っ飛ばされるんじゃないかとビクビクしてたぞ」 「あーごめんごめん。大井っちにはちゃんと説明しとくからさ」 「ふう、頼むわ。じゃあ執務室に戻る」 「あーちょっと待って、一応お礼がしたいからさ」 「膝枕は五分が限界だろ」 「うん、まぁそんなわけだからちょっとしゃがんでよ」 「?? こうか?」 北上の言葉に従って彼女の頭と同じ高さくらいまでしゃがんでやる。 すると…… チュッ 頬に柔らかな唇が触れる感触 「へへっ、ありがとね」 「ガラにもないことするんじゃないよ……まったく」 「あーひどいなー」 そんな抗議の声を聞きながら足早に執務室へと戻るのだった。 微妙にドキドキしてる鼓動を北上に悟られないように。
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37 :香取と。:2015/02/10(火) 17 37 39 ID 7R5H6B3E 香取さんがどストライクだったので。 「練習巡洋艦香取です。心配しないで? 色々と優しく指導させて頂きますから」 トラック泊地への深海棲艦の強襲に対する迎撃をひと通り終え、艦隊にやって来たのは一隻の練習巡洋艦。女教師然とした出で立ちをした彼女はそう言いながら微笑んだ。 「私がこの鎮守府の提督だ。さて、来たばかりで疲れているだろう。今日はしっかり休んで、明日以降に備えてくれ。練習巡洋艦としての活躍、期待しているぞ」 「はい、こちらこそ。それではお言葉に甘えて今日は休ませていただきますね。それでは、明日からよろしくお願いします」 そう言いお辞儀をすると、彼女は執務室を後にした。 さて、こちらは自分の仕事を進めなければいけない。目下、大規模作戦終了後の恒例である報告書作成や、消費した資源の調達のための遠征計画など、執務室の机には文字通り仕事が山積みだ。 仕事に手を付けようとすると、ふと先ほどの香取の笑顔が思い浮かぶ。純粋なそれとは違い、けれども悪意がある訳でもない不思議な感じの―― 「……疲れてるのかな。さっさと仕事は終わらせよう」 雑念、とも呼べるかもしれない感情を抑えこむように呟き目の前の書類に取り掛かる。 結局、書類の山を片付けたのは午後十一時を回った頃だった。 途中、秘書艦に頼んで食堂から軽食をデリバリーしてもらったが、その秘書艦も既に退室してしまっている。 「風呂に、行くか」 鎮守府の浴場は一つ。しかし男女比は提督一人対艦娘数十人なので、男性が使える時間は午後十一時以降からという取り決めだ。十一時を回っていることを確認し、一式の装備を持って浴場へと向かう。 浴場に向かう廊下の途中、大規模作戦直後だからだろうか、鎮守府内は静かで、みな早めに寝てしまったのだろう。 ――慰労会兼歓迎会は明日以降だな。 そんな事を考えながら大浴場の入り口にかかった暖簾を潜る。脱衣所のフロアには棚が並んでおり、矩形に区切られた棚の中には着替えなどをいれる籐籠が収められている。勿論、今は全てが空で…… 「あれ?」 籐籠の一つが埋まっている。その体積からして忘れ物という訳でもなさそうだ。 ――また川内が夜遊びして風呂に遅れたか。 説教の案件を考えながら籐籠をのぞき込むと、そこにあるのは赤を基調とした川内型のものではなく 「香取……?」 白を基調としたジャケットに灰色のワイシャツ。さきほど執務室で話した彼女の物で間違いない。丁寧に折りたたまれたそれに自然と目が惹きつけられてしまい、更にはジャケットの上に置かれた黒いストッキングが目に入ってしまった。 脳裏に浮かぶのは昼間見た彼女の姿。あの不思議な笑みと、豊満な身体に短いスカートから伸びる脚を包んでいたストッング。 本来ならばここで引き返すべきだったのだ。新人である彼女に浴場の使用区分についての情報が行き渡っていないのは仕方なのない事であるし、別に自分とて風呂に入らねば死んでしまう訳でもないのだから。 けれども魔が差した、というのはこういう事なのだろう。ここ数日、大規模作戦とその準備で忙しかったせいかもしれない。 手を伸ばし、籐籠の中からストッングを取ってしまう。おそらくは、彼女がついさきほどまで着用していたであろうものを。 この時点で股間は痛いほどに大きくなり、吐息も荒くなっていた。提督としてあるまじき行為だ。わかっていても、その手は止まらない。 大丈夫。もし彼女が浴場から戻ってきそうになったら気づくはずだ。棚が影になって浴場の大扉からは直接見えないし、そのまま入り口まで行くことも出来る。そう自分に言い聞かせながら恐る恐るストッングを手元に持ってくる。扉を一枚隔てた浴場に彼女がいるというのに。むしろ、その事実が興奮を加速させていた。 棚を背に倒れこむように床に座り、手にしたストッングを顔に近付けると大きく息を吸う。鼻孔に広がるのは甘く、だがとても危険な香り。続けてニ、三度吸い込むと肺の中にその甘美な香りが充満するような感覚と共に、頭がボーっとしてくるのがわかる。気づけば自らの股間に手を伸ばしていた。痛いほどに大きくなりズボンの生地を押し上げるそれを解放するためにチャックに手をかけ、中のモノを取り出し―― 38 :香取と。2:2015/02/10(火) 17 38 50 ID 7R5H6B3E 「あら?」 心臓が止まりそうになった。一瞬動きを止め、錆びついた機械のような動きで首を回すと、そこに香取がいた。 身体にバスタオルを巻いただけの彼女は、籐籠から眼鏡を取り出し、それを着けると私の姿を見ながら微笑んだ。 ――不思議なあの笑みだ。 体中の血液が冷たくなる感覚。たっぷり数秒、現状を眺めてなお彼女はその笑みを崩さない。 「ち、ち……違うんだ!」 咄嗟に言い逃れをしようとしていた。無駄だとわかっているのに。こんな見苦しい真似に対しても彼女はそのままの笑みで語りかける。 「違う? 何が違うのですか、提督」 「そ、それは……」 「とりあえず、それ、返してくれません? そしたらちょっと反対向いていてくださいね」 それ、とは私が手に握っていたストッキングだろう。震えるばかりの私に対して、彼女は両手で私の指を一本一本解いて、ストッキングを取り戻す。そして、何も言えないまま彼女に背を向ける形となる。 すると、トスンという軽い音が聞こえた。おそらくはバスタオルを落とした音。続いて衣擦れの音が連続した。視界は正面の壁に向いてこそいるが、彼女との距離は1メートルもないだろう。先ほどとは打って変わって聴覚が研ぎ澄まされていて、布が擦れ合う音ですら耳にした途端に心臓が跳ね上る。 「いいですよ、こちらを向いて下さい」 振り向くと服を着た香取がいた。髪は濡れたままだが、ネクタイを締めジャケットのボタンを止め、しっかりした格好だ。――勿論、ストッキングも履いている。彼女は見下ろす形で、なおもあの笑みを絶やさない 。 「さて、それでは提督。先ほどは何をしていたか、話して頂けますか?」 「え、……あ、そ……」 喉が乾く。口内の水分が全て失われた感じがして、上手く声が出ない。 「言いたくないのですか? ……なら、私が言ってあげましょうか。提督は、私のストッキングの匂いを嗅いで、オナニーしようとしていたんですよね?」 その言葉に否定出来る事は何一つなく、ゆっくりと頷いてしまう。 すると彼女はまた笑みを浮かべる。 「成る程。これは、少し厳しい躾が必要みたいですね?」 とりあえずここまでです。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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96 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/20(日) 12 17 53 ID QW/cDzFQ 高速修復時の感覚は一種の性的快楽に酷似しており、艦娘の中には一種の中毒に陥るものが存在する。 症状が深刻化したもの中には被弾時の痛覚によって、反射的に高速修復時の快楽がフラッシュバックするものもいるという… 97 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/20(日) 13 22 13 ID kjGdRNpY 駆逐イ級「最近、艦娘っていうんでしたっけ。あの子達、なんか攻撃されて悦んでる気がするんですよね。 はい、ボクだけじゃなくってみんな言ってますよ。何か怪しい薬でも使ってるんじゃないかなって敵ながら心配ですよね。ヲ級さんなんか怖いからって仮病使って出撃休んじゃうし。 はあ、転職先探そうかなあ」 98 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/20(日) 16 24 34 ID XNyxHCmc ???「ひぎぃっ!! もっとぉ……もっとぉ……」 ムチベチィベチィ 提督「おらぁ……まだ足りないか雌豚ぁ!!」 ???に入る艦娘は誰か 108 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/07/22(火) 00 53 28 ID GwZIvhnk 綾波「男の落とし方を教えて欲しい?」 敷波「いや、まぁ…男っていうか、司令官なんだけどさ」 綾波「そうですね、では宴会時にを、少し酔ったふりをして後ろから甘えるようにして司令官の首に腕を巻き付けて抱きついて下さい」 敷波「あ、いやまだ夜戦はちょっといきなりは」 綾波改二「そこで肩から肘、肘から手首、首後部にカンヌキのように固めた反対の腕が△を描くようにして 頸動脈をギリギリと締め上げ、ついでに横隔膜をカカトで押さえれば、夜戦を挑む間も無く10秒ほどで落ちます」 敷波「ホント?じゃいきまーす、しゅっつげーき」 111 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/07/22(火) 08 13 27 ID 88bNbYqc おはようございます。荒潮よ。 半ば日課となりつつある鎮守府前へ出撃しようとしたら、なぜか西方海域へ行く羽目に……うふふ、なぜかしら。 えっ、司令官? 潜水艦についてオリョールよ。 何でも休もうとしたらしいわ。ある意味贅沢よね。大破して引きこもる宣言したらそのまま放置された艦もいるのに。ええ、大破したままよ。 なのに潜水艦にはどんなに壊れても助けてみせるって、まるで告白よね。 思い出すと少し壊しすぎそうなのだけど、あの艦娘たちあんまり鎮守府にいないのよねぇ…… 帰って来ても、冷凍イカのような目をしているし暴れまくるのはかわいそうかしら。 ほとんど四六時中司令官と一緒というのは羨ましいし妬ましいのだけど。 今夜の素敵な事を楽しみに出撃しましょうか。 荒潮、カレーに出撃よ~ 132 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/23(水) 19 31 49 ID HwgaUYJc 提督「雪風狙いで出たyaggyの平均生存時間は?」 猫吊るし「……2週間?」 提督「もっと短い」 猫吊るし「1週間?」 提督「16分。たったの16分だ」 映画「提督の条件」近日公開(嘘 133 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/23(水) 21 14 56 ID 6zKCST8M [2/3] 夏休みを利用して深雪と俺は友人の提督の勤めているラバウル鎮守府に遊びに来た だけどその時俺はこの後起きる悲しい惨劇をまだ知らなかったんだ 毎日二人ずつ消える駆逐艦娘 いないはずの艦娘を呼ぶ声 金田一少年の事件簿「廃人提督」 謎は全て解けた! 134 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/07/23(水) 22 25 09 ID gZyVmXoI 解体、囮、それ以外にも様々な差別が彼女たちを襲った。 艦種差別、後に生きる我々はそんな風に片付けてしまう。 しかし、敵海域真っ只中、そんな場所で仲間であるはずの艦娘に気取られぬよう不用意に咳すら出来ないそんな日々をあなたは想像出来るだろうか。 しかし、希望を失わない者も居た。レディに憧れた姉、頼れる妹、大人しい妹と共に海原で暮らす日常。 そんな彼女たちと交流し終戦まで生き延びた次女が書いたハートフルストーリー。 『ひびきの日記』近日未公開 135 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/23(水) 23 12 57 ID 6zKCST8M [3/3] 言うなれば運命共同体 互いに頼り 互いに庇い合い 互いに助け合う 一人が六人の為に 六人が一人の為に だからこそ戦場で生きられる 艦隊は姉妹 艦隊は家族 嘘を言うなっ! 猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら嗤う 無能 怯懦 虚偽 杜撰 どれ一つ取っても戦場では命取りとなる それらを纏めて無謀で括る 誰が仕組んだ地獄やら 姉妹家族が嗤わせる お前もっ! お前もっ! お前もっ! だからこそ 提督の為に死ねっ! どうしてこんな流れになったのか・・・ 158 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/24(木) 16 13 59 ID 423wSumw 154 加賀「提督。海軍として、艦娘として、私達が守ろうとしているものって何なのでしょうか。 平和。私達が守るべき平和。けどこの国のこの街の平和とは一体何? 戦争への恐怖に基づくなりふり構わぬ平和。正当な代価を余所の国の戦争で支払い、その事から目を逸らし続ける不正義の平和」 提督「そんなきな臭い平和でも、それを守るのが俺達の仕事さ。不正義の平和だろうと、正義の戦争より余程ましだ」 加賀「あなたが正義の戦争を嫌うのはよく分かるわ。かつてそれを口にした連中にろくな奴はいなかったし、その口車に乗って酷い目にあった人間のリストで歴史の図書館は一杯だから」 的な感じで赤城が東京を戦争状態にする話とか 196 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11 37 45 ID Oke.KGyM そら、扶桑姉様に諭してもらうしかねーでしょ いつまでも姉に依存してちゃ駄目でしょって しかしながら、扶桑姉様は確実に恋愛脳だから間違いなく拗れそう 後は扶桑姉様と関係持った後に扶桑姉様沈めて、慰め合いとかかなぁ 先に山城様がぶっ壊れそうだけど シスコン組は本人もだけど、姉が提督に甘めなのばっかだから難しいね 197 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 11 58 47 ID 1n6kDr/M 196 自分を扶桑お姉様と思い込んだまま、提督に迫る山城とな? 「今夜も愛してください、提督……」 「違う、お前は山城だ、山城なんだ!」 198 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/26(土) 12 39 04 ID wEcPfW1E [1/2] 「扶桑姉様…ああ…扶桑姉様!!」 「扶桑姉様…私は戦う!私は貴女になるのよ!」 「扶桑姉様、貴女はまぶし過ぎました!」 「扶桑姉様…私は…私は…貴女よ!」 「扶桑姉様…私は…ずっとずっと…貴女になりたかった!」 「待っていて扶桑姉様!すぐに貴女のそばに参ります!」 「扶桑姉様…これで貴女に…また会える…」 「フフフ…アハハハハハハハ!扶桑姉様!私は…私はね!貴女になりたかったのよっ!!」 なんか違和感ないような気がせんでもないな まあこれだと扶桑が物凄く男嫌いで提督以外の男は全て消えてもいいとか言いかねんか 253 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/28(月) 19 11 19 ID NYmZr6mE [2/2] 私の名は松本幸四郎、ベスパの士官で階級は大尉 榛名改ニは縞々、縞々パンツです!! そう言っているのは秘書艦の吹雪君、私は風林火山君に進めれるままに棒各くんの改造ボタンにシューーーート ダズル迷彩とは日本語訳で幻惑迷彩だそうだ 幻惑、幻惑?だれを惑わす気なのかね、ハルナス君!!!11! 着底している場合ではないぞ!夕日に向かって大破進撃だ1111!!! そして私は今日も春巻き君を送り出すのだった やっぱKOUSIROUコピペは難しいね、榛名改ニはエロい系じゃなくて儚い系にになった感じ 269 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/07/29(火) 19 00 32 ID 2XrRne6k [3/4] くっ誤爆…曙の髪で吊ってくる 270 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/29(火) 19 19 07 ID uxnVi7CI [1/2] 曙の髪でシコる?(難聴 271 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/29(火) 19 23 05 ID mbdfwky6 か、髪の毛で扱けだなんて何考えてんのよクソ提督! 272 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/29(火) 19 29 42 ID 2XrRne6k [4/4] 綾波改二「えっ曙さんもそのために伸ばしてるんじゃないですか?」 273 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/29(火) 19 30 54 ID uxnVi7CI [2/2] 由良「………」 274 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/07/29(火) 22 16 31 ID t2kBlNFs [3/3] 初等部にあがるころ両親を亡くした俺は軍人でもあった叔父に引き取られ養子ということで鎮守府で一緒に暮らした そこの主力艦娘である扶桑姉様、山城姉さん(様をつけると嫌がるのだ)にはまるで実の弟のように育て可愛がられた この地域では成人を目前に迎えた男子に近親者が筆卸しをするという大昔の風習が残っていたが もうじきその年齡を迎える俺は身寄りも無いし、関係のない話だと思っていた そして迎えた誕生日の夜、蒸せかえるような暑さから何となく寝付けずにいたら 部屋の襖が静かに開き、そこには風呂上がりなのか、ほのかに肌を上気させた浴衣姿の扶桑姉様と山城姉さんの姿が 「山城、大丈夫?砲戦よ」 「姉さまより先でいいのでしょうか…」 とかそんな話で 279 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/07/31(木) 00 18 36 ID 8Du39Zyc 「ちょっ! 何触ってんのよ! ぶつわよ叩くわよ!? 妙高お姉さんに言いつけるわよ!?」 「構わん。触らせろ」 陸の上では駆逐艦娘は見た目どうりの力しかない。艤装でも持ち出せば別だが管理はきちんとしている。 そして、重巡は確かに力もあるのだが…… ウチには妙高はいない。 だから触りまくった。ぽかぽかと殴るのが可愛くて、何度も何度も。 思えば油断していたのだ、姉の名を呼ぶ戦艦、姉妹を探す雷巡。彼女たちとは違うと思っていたのだ。 ある日、秘書艦にも関わらす0800を過ぎても現れない初風を訝しみ彼女を探した。 海に向かって呟いていた。 どうして、助けてくれないのか。あの強い妙高お姉さんはどこにいったのかと。 ため息混じりに「この想いサイゴン沖の妙高お姉さんに届いてよ」と言った時にはゾッとした。 だけど、初風を見ていたのは俺だけじゃなかったんだ。 見るに見かねたババ、もとい熟れた、間違えた。とにかく狼が俺の部屋に来た。 セクハラというのがこんなにもおぞましいものだとは思わなかった。とだけ伝えよう。 そして、初風に強がりを言えるなら。 セクハラなんてしないなんて、言わないよ絶対。 308 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/01(金) 01 41 44 ID KM1PaQgA 鎮守府にて深夜に起きた資材の窃盗事件 容疑者としてあげられたなかには犯行日の夜のアリバイ証言のあいまいだった提督、大鳳、祥鳳がおり、憲兵は改めてこの三人から調書を取ることにした。 提督「その夜は自室に居ました」 大鳳「その夜は提督と一緒に居ました」 祥鳳「その夜は提督の下にいました」 「「ふぁっ?!」」 その後犯人は捕まり、提督は3Pしていたことになった。 318 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/02(土) 18 53 30 ID H0x/m4J2 [2/3] 「お前、今週はどこ配置よ」 「俺? 今週はサーモン沖だぜ」 「げ、良いな。滅多に艦娘来ないからゆるゆるじゃん。お前は?」 「……東部オリョール海」 「あっ」「あっ」 深海鎮守府はきっとこんな感じ 323 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/03(日) 03 04 38 ID ah0rxAog [1/4] 声帯が不明なのでテレパシーで意思疎通してるかもしれぬ (……きこえますか… きこえますか… 提督よ… 提督よ… あなた方が深海棲艦と呼ぶ存在です… 今… あなたの…心に…直接… 呼びかけています… 提督…イベントに… 向けて資源はためる…必要ありません… 各資源…二万で…充分…なのです…自然増…ギリギリまで……回すのです…大型建造…するのです…大型建造をするのです……) 姫、鬼は人間由来 女性だけの敵集団はマゾーンの時からのお約束だけどねぇ 456 名前:名無しの紳士提督[] 投稿日:2014/08/04(月) 00 39 30 ID XFR4HtZQ 風呂上がり、艶のある黒髪が綺麗な彼女を見ると、ああ今日も終わったのだと感じる。 ここは前線、昨日いた艦娘が一昨日いた提督が骨となりあるいは勲章となり故郷へ帰る場所。 そんな環境に嫌気が差したのはお互い様で抱き合って眠るようになったのはいつからだろうか。 肌を重ね、一つに繋がったこともあるが互いに何か違うと感じ、以来日頃は一糸まとわず抱き合って寝るだけだ。 たまに口付けを交わしたりはするがその程度だ。 私も以前はこうなるとは思っていなかったし、裸の女性を前にしていたさぬのは逆に失礼だとも思っていた。 しかし、今となってはぬくもりさえあれば良いと思ってしまう。 壊れかけの心は性欲さえも抜け落ちているのかもしれない。 彼女とて、まるきり無事とはいかない。たまに私と抱き合っているとき、閉じられた扉に向かってこう言うんだ。 「大井っち、どうしたの」 と。おかしいだろう。大井は既に除籍されて久しいと言うのに。 だから、そんな時は、そんな時だけは私は初雪を抱くと決めている。 縁もゆかりもない大井呼ぶ彼女を見ていられないから。 私と初雪の情事をしるのは甲標的、それだけだ。 それが少しもどかしい。 きっと初雪には白無垢が似合うから。 464 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/05(火) 11 34 46 ID imybRJWU 吹雪ちゃん、私はね あの女が戦いで沈んだと聞いた時、本当に嬉しかったの 奇跡が起きたんだと思って心から神様に感謝したわ え?仲間が沈んだことを奇跡だなんて、ですか?ふふ、何か勘違いしているのね 奇跡って言うのはあの女が沈んだことじゃないの、だって、あの戦いで沈まなかったら私があの女を■していたんですから だから奇跡って言うのはね、結果的に私が手を汚さずに済んだことを言っているのよ これ、本当にナイショなんですからね 吹雪ちゃんだから特別に話したのよ? だからお願い 私からあの人を盗らないでね……? ところで知ってる吹雪ちゃん? 衝突事故で船が沈んでしまう事故もあるのよ 491 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/07(木) 15 33 38 ID TbBzi0RI [2/2] 提督「俺の消化ポンプを飛鷹に入れて君の火を消し止めたい」(ゲス顔) 飛鷹「今、忙しいから夜空いてたらね、何?暇なの?」 飛鷹さんマジキャリアウーマン この戦争が終わったら、飛鷹と飛鳥Ⅱに乗ってサンフランシスコに行くんだ… もう飛鷹みたいな純粋な外洋向け大型貨客船ってないのよね 510 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 20 24 51 ID ThCAJG.o すっかりベッドの下キャラが定着しつつあるな祥鳳さんww 511 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 20 32 21 ID 3Kpw2ad6 あれはエロこわかった 512 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 21 16 54 ID Ypr21Qz. ベッドの下に斧を持った男が居たのを発見した友達が部屋の主をコンビニに行こうと誘って連れ出そうとしたら 主がベッド下の男に「何か買ってくる?」と聞いた 的なジョークコピペを何故か思い出してしまってすまんかった 514 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 22 06 32 ID CeY4Mre6 斧男さん、そういうプレイかなんかかよw 祥鳳さんもそういうプレイだった可能性が微レ存……? 515 名前:名無しの紳士提督[sage] 投稿日:2014/08/09(土) 23 36 20 ID vkHSxAuw 祥鳳「すみません、私もベッドの下に入りたいのですが」 斧男「申し訳ありませんが、早い者勝ちです」 祥鳳「ではもう少し奥に詰めて下さい」 斧男「それならば構いません」 祥鳳「かたじけない」 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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基本情報 玩家 初期個性 4 人物 艦名 龍驤 等級 1 名字 聲援 感情值 屬性 艦種 輕空母 經驗值 O 資材相性 燃料 彈藥 鋼材 鋁土 O O X △ O O 命中力 火力 回避力 裝甲力 裝備力 行動力 O 1 0 0 7 3 10 O 道具 行動力現在值 O O 鎮守府名稱 等級 O 艦隊名 O 提督名 O 個性列表 一、背景 二、魅力 三、性格 四、興趣 五、航海 六、戰鬥 二 人脈 坦率 不可思議 睡覺 暗號 電子戰 二 三 名聲 冷酷 大方 幻想 通信 航空打擊戰 三 四 灰暗過去 溫柔 照顧人 生物 索敵 航空戰 四 五 古風 賢淑 認真 閱讀 規律 對空戰鬥 五 六 口癖 堅強 不服輸 食物 補給 突擊 六 七 幸運 笑容 活潑 八卦 待機 砲擊 七 八 偶像 笨蛋 楽觀 購物 機動 撤退 八 九 秘密兵器 爽朗 細心 藝能 航海圖 支援 九 十 大小姐 有趣 壞心眼 時尚 指揮 魚雷 十 十一 容姿 H 自由奔放 入浴 衛生 對潛戰鬥 十一 十二 國外生活 華麗 大膽 戀愛 整備 夜戰 十二 特能 特能 名字 類型 指定個性 射程 命中 火力 形式 範疇 裝備能力or效果 【艦上攻擊機】 裝備 溫柔 短 0 3 - - 航空攻擊2(航空戰使用,對隨機目標1個造成2D6傷害。)偵察7(《索敵》判定成功,目標的位置公開。》 【艦上戰鬥機】 裝備 無 - - - - - 超對空2(消費2點【行動力】,使用2D6點的制空值,對敵艦艦載機攻擊、偵察、對空或超對空進行妨礙。) 【救難作業】 戰術 溫柔 - - - 次要 便利 回合結束時使用。選一個不能行動的角色為目標,通過個性判定,目標的【行動力】回復1D6。 【獨特的外型】 固有 無 - - - 自動 龍驤 回避判定時可以消耗1D6【行動力】,迴避判定的指定個性變成《容姿》。 損傷狀態 損傷狀態 裝甲倍率 受到的傷害 損傷數 標記 狀態 效果 【裝甲力】X1 7~13 一個損傷 O 小破 無 【裝甲力】X2 14~20 兩個損傷 O 中破 ●判定受到-1不利修正●不能使用種類為艦載機或魚雷的裝備特能 【裝甲力】X3 21~27 三個損傷 O 大破 ●判定受到-2不利修正●不能使用種類為艦載機或魚雷的裝備特能●不用骰「事故表」也能使用【弱點】 【裝甲力】X4 28~ 四個損傷 O 轟沉 ●不能行動
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「提督は真面目で重たい傾向の女の子は苦手と伺いました。事実ですか?」 「はい事実です。だから基本的にお前ら艦娘は全員キライです」 カッコつけて足を組み、長駆に金髪をツンツンと立てた若い男の容赦のない回答に、黒髪の美しい娘は両手で持った極上チーズバーガーを食べる手を止めて目を見開いた。 「だって『軍隊』『幽霊』『戦艦』三役揃ってんだもん。自分たちより重たい女の子いると思う?」 さほど大きくもないファーストフード店内。二人の間の安っぽいテーブルに載せられたトレイの片方には、紙包みがきちんと畳まれて重ねられている。その量、四枚。 「そ…それは嘘です!でなければ『陸に上がってみたい』という榛名の願いを即座に叶えてくれたりするはずがありません!」 「しかも結構いい服を買ってやったり、なぜか気にいったファーストフードを食わせてやったりな。ところで食いながら怒鳴るなよ行儀悪い」 オレもサボりたかったからだ、という本音は決して言わない。 さほどの高級店ではなかったとはいえ、サラシ着用が常態の彼女に下着から何から全て揃えたため『女性下着は意外と高い』ということを知った提督のサイフの中身はだいたい中破といったところだった。 「ま、それは冗談だけど。それにだいたい上からの報奨金も運営費もお前らの金であって、オレが受け取る筋合いのもんじゃねーし。だから機会があれば、遠慮無く甘えろよ」 貧乏時代が長かったにしては金銭には執着がない。『ケチなヤンキー格好悪い』という美学もあり、その点、無駄に大物であった。 それに道行く人の多くが振り返るほどに美しくなった女子を連れて歩くのは、男として当然悪い気はしない。 「はい、ありがとうございます!榛名は今、とても幸せですv」 笑顔でふたたびもくもくと食べ始める榛名。ハートマークの飛び出しそうなその表情は、提督の見立てで大人風にピシっとキメた服装とのギャップが激しい。 「しかしいきなり飛び出してきちまったが、今日の指揮は…」 「金剛姉さまが喜んで引き受けてくれました」 「あそ。…しかし、報告書も結構溜まってて…」 「霧島が全部片付けてくれるそうです」 「でもいきなりオレがいなくなったらさすがに他の奴らに不審に思われ」 「そこも大丈夫です。比叡姉さまが青葉と一緒に『司令はお腹が大破してトイレに入渠32時間コース!』と言いふらしてくれるそうですから」 「格好悪ッ!しかも無駄に長い!!」 カンペキです、とぴっと親指を立てる榛名。 「…ホント、金剛型のバックアップは完全だな。もうあれじゃん、お前ら四人揃ったことだし、明日オレが辞めても誰も困らないんじゃね?」 「そんな勝手は、榛名が許しません」 追加の補給物資にぱくりつきつつ、軽いジト目で榛名が答えた。提督は苦笑いしながら目を逸し、右手の新しい指輪をなんとなく眺める。 ――本物の戦艦、『榛名』の鉄で作られたという装身具。 先の大戦で轟沈していない艦娘は、国の奴らが大枚を叩いてこの平成の世から素材を探し出しこのようなカタチに『建造』して持ってくる。 国も艦娘たちも「何か」を期待して協力してくれるのだろうが、この提督には自分の何がどう必要とされているのか未だにピンと来ていない。 「あの――もうひとつだけ、頼んできても良いでしょうか?」 「…ハラ壊すんじゃねーぞ」 「ありがとうございます!提督はやさしいですね!」 ――その純真無垢100%の笑顔が、どうもキライなんだよな。 信用されたり期待されたり、そういうのがそもそも自分には向いていないのかもしれなかった。 「ごちそうさまでした~」 「うむ。さて、学生みたいなサボリはそろそろ終わりの時間だ。食い終わったら鎮守府に帰んぞ」 「え……あ、…はい……」 オレたちには立場があるからな。腕時計を見ながらそう言って立ち上がった提督を、榛名は名残惜しく座ったまま寂しげな表情で見上げる。 「で。こっからは大人のサボリタイムだ」 翻って確信犯的な笑みを浮かべた提督のその表情に、榛名は一瞬虚を付かれる。 「――当然、付き合ってくれんだろうな?榛名は」 「あ――」 目をぱちぱちと瞬かせて。 「は、はい!は、榛名でよろしければ、どこまでもお相手致します!」 言葉の意味をようやく理解し、店内中に響く声、期待に満ちた表情で、即座に榛名は立ち上がった。 ――まぁ、面白い奴らではあるのは間違いないんだけどな。 懸命に、置いていかれまいとするかのように彼の腕に両手で縋った榛名の勢いに、提督は苦笑しながらそう思った。 *** 「はい、おひとつどうぞ。提督」 「おっとっと。――ふふふ、たまんねーなコレは」 頭上には、快晴の平日午後三時過ぎの夏の空。 隣には白のタオル一枚で裸体を覆った美女――満面の笑顔で銘酒の徳利を構える榛名。 手元にはキラキラの光に満ちた盃。 しなった金髪の上には湯気の立つ手ぬぐい。ハダカのカラダは心地よいお湯のなか。 横須賀鎮守府は居住棟・執務棟のほか、なぜか純和風の『湯屋』が別棟で用意されている。 ケガした艦娘などはしばらくここで休むと治って帰ってくるという、提督にとって謎多き施設である。 「男湯」「女湯」が用意されてはいるが、男湯側の室内三槽と露天一据えは事実上完全に提督の専用であった(なおトイレも同様である)。 「『仕事中』、『昼風呂』、『美人秘書』、『高級酒』!これこそオトナの極上サボリって奴だな」 「ふふ、美人秘書だなんて榛名にはもったいないお言葉です。…はい、どうぞ」 一回やってみたかったと上機嫌の提督に加え、それよりもなお嬉しそうな笑顔を浮かべる榛名。 「楽しいですねぇ~」 「だねぇ、ちょっとオッサンぽいけど。…しかし、あれだけ食べて全く崩れないボディラインは凄いよな。やっぱ毎日腹筋とかしてんの?」 提督の手が、抱き寄せる形でタオル越しに榛名の腹部に触れる。 「ふふ。軍事機密です。金剛姉さまは私の三倍は食べますよ」 榛名は特に嫌がることもなく、提督の手に身を任せる。 胸元まで沈んだ榛名の喫水線の下は、バスタオルなどではない薄手の白手拭い一枚。 隠し切れない横乳を惜しげもなく晒しつつ、柔肌にぴったりと張り付いてそのボディラインは無論のこと、凝視すれば薄布越しに透けた胸先の色も形も確認できそうな大胆な艤装である。 当然、背中と下半身に至っては、ほぼ隠せていない。 「さすが。…榛名も一杯、付き合えよ」 「あ、ありがとうございます。いただきます」 猪口を提督から受け取り、きゅっと喉に流し込んだ榛名は、満足気にはふーと溜息をついた。 「美味しいです。こういう場所でいただくのは、特に」 「だろう。一人じゃ勿体ない」 飲める奴来て嬉しいわ―、他の奴ら弱すぎるしーとご満悦の提督の姿に、榛名はなぜか言いようのない安心感を覚えていた。 「…守るも攻むるも黒鉄の、浮かべる城ぞ頼みなる…」 「…浮かべるその城日の本の、ミクニのヨモを守るべし――か」 思わず口をついて出ていた歌を、提督の声が追った。榛名は驚き、提督を見る。 「ご存知で…」 「パチスロ良く行くからね。なんつって」 いつまでも無知なチンピラだと思うなよ、と何故かため息混じりに答える提督。 「ったく。お前らのおかげで余計な知識ばっかり増える。アホみてぇに大量の犠牲の上に成り立った時代、もう前みたいになにも考えず笑って生きられる気がしないぜ――ホント、重たい奴ら」 「提督は、根がとっても真面目で優しいのですね」 「それはないね」 提督の口から、再びのため息が思わず漏れた。 二人で肩を並べ、しばらく無言で空を流れる雲を眺める。 「天気良いな」 「…はい」 雲を眺める。 「…あの」 「ん?」 「…えぇっと…いえ、その…」 湯を見つめたまま、真っ赤な顔で榛名はもじもじと続ける。 「…て、提督は…あ、あちらの経験が大変豊富な方であると、伺っていますが…」 「…あ…そ。まぁね、結局お前らにも手ぇ出しちゃってるしね」 あんまこっちからは誘ってないつもりなんだけどなー、と呟く声が空に消える。 「…き…今日、この先その方面へ行かれても、榛名は構わないのですけどー……………………………さ、されないの……ですか…?」 後半が震え消え去りそうな小声になりつつも質問をなんとか言い切って、恥じらいつつもちらりと提督を伺い見る榛名。 「あー…いや、行きたいよ。うん。ていうか、行く」 視線を空に向けたまま、提督は甘やかな勇気に応えた。 「でももう少し、榛名とこのどきどきする感じを味わっていたい気もしてる。…悪いことをしてっかな」 「…いいえ。安心しました。そうですね、榛名もすごくどきどきしています。会敵前のような…でも、気持ちの良いどきどきです」 「ふうん。…どれどれ」 提督の手が、鼓動を確かめるように腹部から胸元に到達した。思わず息をのむ榛名の鼓動が、更に高まる。 「本当だ。お前らでも緊張とかするんだな」 そのまま流れるように躊躇なく動いたその手により、身体に巻かれた布がゆっくりと解かれ、湯中に榛名の健康的な裸体が露わになる。 「さてと。それじゃ――」 「あの…お酒…もう一口、頂いてもよろしいですか…?」 「イケるクチだね」 そう言いながら裸の提督は自ら杯を空けると、ゆっくりと同じく全裸の秘書艦に唇を合わせた。 「…ん……ふ……」 受け入れた唇と、細い喉があえぐように蠕動する。 口元から溢れた一滴が、上気した榛名の顔を伝って湯に落ちた。 「そんじゃ次、行こうか」 「…はい。全力で、お相手させていただきます!」 コトの予感に火照って蕩けた女のそれではなく、例えるなら信頼し尊敬する師匠からの稽古を待つ弟子のような、栗色の大きく純粋な瞳が自分を見つめている。 ――手強いかもなー、という思いがちらりと提督の脳裏をかすめた。 *** 「気持ち良いぜ――上手いな、榛名」 「あ、ありがとうございます…」 全裸で胸を揺らしながら励む榛名の、正面には提督の背中。 ――まさか背を流すだけだったなんて。 想像と違ってはいたがとりあえず手に持った手拭いで丁寧にこなすあたり、姉と同じく根は生真面目である。 「嫁が欲しいと思ったことはないけど。毎日こんな感じなら全然悪くないな。――良かったらオレと結婚しないか?榛名」 「は……けっ……?」 驚いた顔のまま固まった彼女に、提督は背を向けたままにやにやと追い討ちをかける。 「んー?いつもの『ハイ、ハルナデイイナラ!』はどうしたんだ?」 「…も、もう!いきなり!重たいのはどっちですか!」 「ってぇ!」 許しがたいクオリティの自分の声真似に、やっとからかわれたと気付いた榛名の平手打ちが、提督の背にくっきりと紅葉を描いた。 「さてじゃあオレの番だ。おっと手がすべった」 石鹸の泡のついた手拭いが、石造りの床にぺたんと座らせた榛名の胸を背後からふにふにともみ滑る。 「あの、提督?前は……」 「遠慮すんなよ。オレが好きでやらせて貰うんだから。…結構デカイね。意外」 ふにふに。 「はぁ。……提督は、女性の胸が、お好きなんですか…?」 もみもみ。 「まぁ胸にもいろいろあるからな。サイズ・色・形のマッチした、好みのおっぱいに出会えたら男はみんな幸せだぜ」 ぬるぬる。 「は、榛名のは、如何でしょうか……?」 「ん、合格です。…この辺かな?」 マシュマロのような絶妙な柔らかさのなかに、こりこりと抵抗を始めた乳首の手触りを発見した提督は、そこを重点的に優しく摺り始める。 「……っ……~~~!」 さらさらと、胸の感じやすいところを中心に円を描くような手拭いの動き。それを通して感じる、提督の熱。 顔を赤くして息を荒げ始めた榛名に気を良くした提督は、直にぬるぬるの指でツンと色づいた榛名の両方のそれを摘んだ。 「んぁ、はぁん、そ、そんな、直接……ッ!?」 「綺麗にしてやるよ」 そのままこりこりと、榛名の胸先を摺りあげる提督。 「そこは、感じちゃいます……!ぴりぴりって、あ……ッ!」 びくんびくんと悶え始めた榛名の背を抑えこむように、身体を密着させて更に榛名の胸をいじる。 しかし無意識に提督の泡まみれの手に自分の手を載せつつも、榛名は抗おうとはしなかった。 「じゃあそろそろ、こっちも洗ってやろうかな」 背後からふとももの間へ伸ばした提督の右手がそこへ到達した瞬間、びくりと榛名の身体が大きく震えた。 「…そ、そこは…」 「ん…もう熱いな?榛名」 「…い…言わないで、ください…ッ!」 左指で胸を責めつつ、提督の右指が榛名の陰、肉芽と入り口を確かめるようにゆっくりなぞり始めると、榛名は高く鳴いて天を仰いだ。 *** 「人間と全く同じところで感じるのが、面白いよな…お前ら子供とか出来るの?」 「…はぁ…あん…し…りませっ……!!」 提督の指は榛名の秘肉の間を滑らせつつ、ぬるぬるに溢れた入り口に浅く挿し、引き抜いては肉芽に愛液を擦り付けた。 強すぎる快楽に榛名をびくびくと震わせたのち、やがて再び秘肉の谷間を撫でつつ、提督の指は入り口に戻る。 その動作を何度も繰り返すと、やがて榛名は大きく身体を震わせ、首を左右に振りつつぎゅっと提督の腕を掴んだ。 「……うぁ…っ、くうぁぁぁ…ていとくぅ……っ!そ、それ……だめ……あはぁぁぁ…っ…」 「…いいね。やっと、お前の本気の声が聞けたような気がする。…こっち向いてよ」 しびれるような腰からの快楽に全身を震わせながらも提督の声に従った榛名に、提督は上から唇を合わせた。 舌を侵入させ榛名の甘い口腔を味わいつつも、提督の二本の指が、榛名の膣中に本格的に進入する。 じゅぷ、じゅぷ、と卑猥な水音が、上と下の二箇所から露天の構内に響き渡った。 「~~~~!」 声にならない甘い悲鳴が、外へ漏れ出せず提督の口中に伝わる。しかし提督は容赦せず唇を捕らえたまま、内部、腹側のざらざらした部分を絶妙な力で掻き撫でる。 「んふぅ、あふ……ふ、ふぁふ、いふぅぅぅぅぅぅ…ッ!!!……ふあぁっ!くぅぅ、ふ……ぅッ!!」 二度、三度。あまりに感じやすい場所への集中攻撃に、口を塞がれたまま絶頂の快楽を数回ぶん迎えた榛名はようやくキスから開放されると、背後にくたりと仰け反り倒れた。 「はぁ――、は、ふぁぁぁ――……はぁ……はぁ……」 石床に背を預け、天に胸を晒し、眩しい空を見ながら呼吸を求めてただ、喘ぐ。 やがて提督に震える素脚を大きく開かされ、充血してひくひくとだらしなく熱いものを溢れさせるふしだらな自分の性器を晒されても、抵抗する余裕もなく―― むしろ自ら積極的に脚を開き、腰を持ち上げている素振りの自分の身体に、榛名は驚きを覚えてさえいた。 「悪い、ちょっとだけ虐めてみたくなって。でも――そんなになってもおまえは美人だな、榛名。太陽の下でここまで見れる女は、なかなか居ないぜ」 「んうぅ……」 抗議に眉を潜めて見せるも、反抗が言葉にならない。 「答えは要らない」 軽く笑った提督が、今度は優しく唇を合わせてくれた。 やがて震える自分の脚の間から、熱くて、硬くて、例えようもないほど心地よいものが、下腹の中へと侵入してくる。 「うあぁぁぁッ……!提督、て…いとく……ッ!!」 最奥にこつんと辿り着いた後、ゆっくりと引き抜かれる。繰り返されるたび、眼の奥がちかちかするような、甘すぎる刺激。 「んぅぅ…は、はぁん……」 浮かせた腰が、更に快楽を求めて勝手にくねりだす。提督のリズムとひとつになる、自分のリズム。 結びついている場所から伝わる熱が、精神を容赦なく突き上げる快楽が、提督の微かな呻きが、自分に悲鳴を上げさせて、『何か』が体の奥から迫ってきて、そして―― ――榛名は初めて、心の底から肉欲に溺れた。 *** 「…本当に。今日は綺麗な空ですね…」 激戦に荒れた息を整え、身体を清めた後。 湯に浸かったままおおらかに身体を伸ばした提督に、榛名は身を重ねるように裸身の背を預けていた。 岩造りの露天の湯殿、情熱の残る相手の体温が、眼に鮮やかな青空と白雲とが、心地よい。 「…こうしていると、やっぱり思い出してしまいます」 「へぇ…何を?昔の彼氏?」 憎まれ口も、この余裕も、もはや心から愛おしい。 一瞬でも、確かにすべてを忘れさせてくれた人。――しかし。 「――最後のお仕事を」 細身だが美しい脚を水中に伸ばし、蒼穹を見上げた彼女は、呟くようにそう言った。 「…あー。榛名は近海に係留されての、対空戦闘か」 「はい。将も兵も、皆が一丸となっての戦いでした」 遠い日を思い出すように、目を細める榛名。 「それはそうですよね。私たちのすぐ背後にあったのは、彼らの愛する人たちが住む故国。ここを越えられたら、もう後がない。勝利を信じて死ぬ贅沢は、与えられなかった」 「……」 「誰も彼もが、大切な者を守るためと必死でした。やがて被弾して浸水し、浅瀬に着底してまでも、動ける砲はなお攻撃を続けていたんですよ」 ――それでも結局、護れませんでしたけどね。 そう呟いた榛名を、提督の両腕が背後からぎゅっと抱きしめた。 「…それなのか。四姉妹で一人だけ、なんか表情が少ないと思ってた。――お前は他の奴より長く、ヤな思いをしてきたんだな」 「そんなにも気にかけていただけていたんですね。本当にお優しい…ですがどうぞお気遣いなく。――榛名は、大丈夫ですから」 そっと自分を包む腕に触れる。 不器用な優しさが、この上なく暖かく、嬉しくて――もう少しだけ、言葉が欲しくなる。 「すみません、艦娘の昔話は本当に真面目で重たくて。結局、不愉快な思いをさせていますね?」 「あーまぁな。そういうのホントにキライなんだわ。性格上」 背後の提督の軽い身じろぎに、ちゃぷん、と湯が響く。腕を頭に組んだらしい。 「――でも今日は意外と榛名のいろんなカオが見れて、結構仲良くやってけるかもと思えて嬉しかった。結局また戦わせてゴメンだけどな…これからも、よろしく」 期待以上の言葉に、思わず頬が緩む。 「全部終わったら、今度は皆でラーメンでも食いに行こうぜ。旨い所知ってんだ」 こんなにも自分に正直で素直で可愛い人が、私たちの、司令官。 戦争には、負けた。 完膚なきまでに。 目と鼻の先の本土に超大型爆弾が投下されたあの日、目の奥に焼き付けられた絶望は、決して忘れられるものではない。 しかし――それでも、この国は屈せず立ち上がった。 かつての人々の優しさと強さを備えた心根がまだ生きているということは、このひとを見ればそれだけでよく理解できる。 そしていまふたたび私は、大好きな姉妹艦や仲間たちと共に、またこの背に守るべき温かく大切なものを感じられている。――それはきっと、この上もなく――。 「…、とっても美味しかったですね」 「え?」 「いえ、なんでもないです。…提督」 榛名は湯を揺らしながら身を翻すと、至近距離、大好きな提督の眼前に自分の正面を晒した。 濡れ髪と乳房を伝い落ちる水滴が、水面を揺らし、自分よりも先に愛しいその身体に到達してゆく。 「……」 慈しむような、酔いしれるような瞳をした彼女はゆっくりと提督にその柔らかな唇を合わせ、その耳元にこの上なく熱い囁きを届けた。 「もうなにも言わずに、もう一度――榛名を、抱いて下さい」 ――そう。今のわたし以上に幸福な奇跡が、他にあるはずがない。 「うーし、じゃあ今日は西方海域の4-1地点。国境越えるけど、上がまた上手いことやってくれるってよ」 「了解デース!…テートク、本日の旗艦は?」 横須賀鎮守府前の岸壁。器用に海上側に立ってラジオ体操しながらの金剛の問いに、ペンキも剥げかけた自慢の型落ちクルーザー上の提督が答える。 「今日は榛名がやりたいらしいので、やらせてみたい。良いか?」 「トーゼン!テートクにこのワタシが逆らうハズがありまセン!」 「異存なーし!」 「榛名なら、間違いはありません。私も賛成です」 「金剛姉さま。比叡姉さま。霧島。皆を差し置いてすみません、榛名は今日はその、特別な…」 「ノー・プロブレムよ!今日は提督の誕生日、知らない人は鎮守府に居ないネー!旗艦は譲ってあげるけど、MVPはワタシがいただきデース」 もじもじと述べる妹艦の肩を、金剛が力いっぱいバシバシと叩く。やがて榛名の耳元に近づけ―― 「良いカオになったネ、榛名。――たっぷり可愛がって貰った?」 「……えぇと、その………はぃ……」 顔を真っ赤にした妹に「タマンナイネー!」と抱きつく金剛を見て、比叡と霧島もにやにやと笑う。 「さてそろそろ良いかねー。行くぜー」 つられてちょっと恥ずかしくなってきた提督の声に、榛名がぴっと敬礼をして答える。 「はい!第一艦隊、出撃します!………勝利を、提督に!!!」 やがて彼らの姿は、今日も水平線の彼方へと消えた。 そして。 ――その日の戦闘は、横須賀鎮守府にとってひとつの区切りとなった。 (end)
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ちょっと遅くなったけど、利根改二記念 いちおう前編……のつもり。後編は気が向いたら ## 執務室の窓から見上げる西の空は、影が差すように黒い雲で覆われていた。 僕はそれを見て、日が落ちる前に雨が来るなと思った。 「遠征に行った皆が、降られないと良いけど……」 朝も開けきらぬうちから、天龍さんに連れられて、南方海域へと赴いた駆逐艦娘たちのことを思う。 僕よりも更に幼く見える彼女たち。遠征で疲れた彼女たちを迎えるのが、冷たい雨などということになるのは忍びない。 だけど、適正があるというだけで、知識も経験もない僕に出来ることといったら、執務室からみなの無事を祈るだけ。 せめて身体を冷やさないように、お風呂の準備をしておこうかなどと考えていると、ノックの音と共に、執務室のドアが開いた。 「提督よ、天龍たちが遠征から無事帰投したぞ……どうした、何を黄昏ているのじゃ?」 そう言いながら執務室に入ってきたのは、僕の秘書艦で、つい先日、改二になったばかりの利根さ……利根だ。 この鎮守府に配属されたときから、秘書官として僕の世話係のような役回りをこなしてくれている。 なんでも、彼女に言わせると、僕には彼女の「お姉さん心」をくすぐるものがあるらしい……ちぇ。 「そうか、良かった。雨が降りそうだったから、みんな、その前に帰ってこられるといいなと思ってたんだ」 僕の言葉を聞いた利根は、コロコロと鈴を転がすような声で笑った。 こんな可愛らしい声なのに、一人称は“我輩”なのだから、初めて彼女と話した人は大概面食らう。 「うむ、優しいことだな、提督よ」 こんな時の彼女の眼差しは、本当に優しくて、僕に姉が居たならば、こんな風なのだろうかと思うときがある。 その優しい眼差しのまま、利根は「じゃが」と言葉を続ける。 「じゃが、考えもみよ。 時に大時化の荒波を渡る我ら艦娘にとって、夕立など濡れたうちにも入らんぞ?」 「うっ……」 確かにそれもそうだ。お風呂の準備などと呑気なことを考えていた自分が恥ずかしい。 僕が黙り込んで俯くと、利根はその頭を優しく撫でてくれた。 「艦娘に、優しすぎるのではないか、我輩の提督よ? お主の職責を考えれば、その優しさは人に向けるためのものはずじゃ」 利根の言葉は、確かにその通りだ。 提督として振るう権限は、つまるところ深海棲艦を退け、人類を救うためにこそある。 けど、だけど……。 「僕には、艦娘を人じゃないなんて思うことは出来ないよ、利根さん」 艦娘は兵器だと、人類を救うための手段であると、提督として国に引っ張りあげられたときに教えられた。 だから、艦娘の浪費は許されない。しかし、損耗を恐れてもいけない、とも。 僕も、提督として赴任するまではそう信じていた。 俯いたままの僕を、利根さんは抱きしめる。 戦うためにあるはずのその身体は、とても温かく、そして柔らかい。 「愚か者め。秘書艦のことくらいは、呼び捨てろと言ったぞ」 「……うん」 「愚かで優しい、我輩の提督よ。だが、我輩は、お主のその心を嬉しく思う。 我輩たちは紛れもなく兵器ではあるが、同時に人を守る意義を知るための心も備えているからな。 まあ、良いのかもしれん、一人くらいは艦娘のために戦う提督がおっても。そして、その変わり者が我輩の提督であっても」 「ありがとう……」 僕の背をさする利根さ……利根の指は、何処までも優しい。 どこか甘やかな大人の女性の匂いに包まれて、僕は不意に恥ずかしくなった。 利根は改二になってから服装が大きく変わり、それまでのタイトなミニスカートから、丈の長いロングドレスになっている。 それは良いのだけれど、そのスカートには深いスリットが入っていて、その、つまり、 抱きしめられると俯いた視界に、すんなりと形の良い太ももと、その付け根が見えるわけで…… 「あ、あの、利根、そろそろ……」 「ん? なんじゃ提督、恥ずかしくなったのか?」 ぬふふ、とさっきとは明らかに違う感じの笑い声が頭の上から響く。 「い、いや、ほら、執務……続き……」 ……良くない。この体勢は非常に良くないように思う。 「ふふ、提督よ。今更、何を恥ずかしがることがある? 我輩とお主の仲ではないか」 「な、仲って……それに、執務……」 「つい先だって、お主を男にしたのは、他でもない我輩ではないか! 互いの身体のことで知らぬ事のない者同士、何を恥ずかしがることがある。 それに、お主の執務時間は残り30秒じゃ。秒単位で提督の執務時間を把握する我輩は、まさに秘書艦の鑑だな! 褒めてもよいのだぞ、提督」 「えっと、えっと……その……」 「にーじゅう……じゅーきゅう……」 焦って言葉を捜す僕の頭の上で、どこか楽しげな利根のカウントダウンが始まった。 「ごーぉ……よーん……さーん……にーぃ……いーちぃ……ぜろっ! 本日の執務終了じゃ!」 無情にも執務時間の終了を告げる声と共に、くい、と僕の顎が持ち上げられた。 比較的、長身の女性が多い重巡の艦娘の中にあって、利根は例外的に小柄と言ってもいい身長をしている。 しかし、それでも僕の視線より高い位置にある瞳が、真剣に僕を見つめていた。 零れ落ちそうな大きな瞳、いつも強気そうな細い眉、すんなりと通った鼻梁、柔らかなカーブを描く頬、桜色の唇。 愛らしい美貌と言っても良いはずだ。僕は、魅入られたようにその瞳から目が離せない。 「それとも提督よ……我輩と気持ちよいことをするのは、嫌いか?」 ごくり、と僕の喉が鳴った。 貼りついてしまったかのように、視線がそらせない。 僕は即座に、負けを悟った。 「……好き、です」 それが僕の降伏の言葉だった。 花が開くように、というのだろうか。 目の前にある利根の顔一杯に笑顔が広がる。 そして、抱きしめていた僕の身体を離すと、それが当たり前のことであるかのように、利根は僕の手を引いて歩き出した。 まるで、弟を連れて歩く姉のように。 「では、参ろうか」 この国の法律では、あらゆる意味で大人と認められない年齢の僕だけれども、 利根のその言葉に“何処へ”と質問するほどには、子供ではなかった。 後編 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
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『はじめてのくちくかん』 -プロローグ- 時は現代、世界は突如現れた深海棲艦の脅威に世界は一致団結。 日本は深海棲艦に対抗するべく艦砲を装備した女の子、艦娘を指揮し深海棲艦を撃退しているのだった。 そしてここ横須賀鎮守府にも新たな新米提督が着任、艦娘たちに出迎えられる。 「今日から横須賀鎮守府に着任することになった××だ!よろしく頼む!」 「よろしくね、司令官!」 「司令官さん、よろしくお願いいたします!」 「その・・・司令官ってのは辞めてもらえないかな。僕はまだ新米でそういう呼び方に慣れていないんだ。」 「「それじゃ・・・よろしくね、お兄ちゃん!」」 こうして、僕と雷電姉妹との生活が始まったのだった。 -第1章 電ちゃんのはじめての『初めて』- 雷電姉妹との生活が始まって1ヶ月も過ぎる頃には、二人からも信用も厚くなって、すっかり家族同然の関係になった。 横須賀鎮守府の最初の駆逐艦、雷ちゃんと電ちゃん、二人は交代で僕の秘書官になっていた。 鎮守府は暁型のお姉ちゃんである暁ちゃんと響ちゃん、睦月型・球磨型・長良型・艦隊のアイドル那珂ちゃん等の面々が建造され、遠征も実行されている。 暁ちゃんと響ちゃんは保険室の先生にご熱心のようだ。 南西諸島沖への出撃部隊が帰還し、入渠も終わり。 遠征部隊も帰還したその日の夕方。 「えと、えと、おにいちゃん、何か食べたいものありますか?」 「うーん、電ちゃんと雷ちゃんの作るものならなんでも美味しそうだけど・・・そうだなぁ、肉じゃがなんて食べたいなあ」 「あ、私も肉じゃがさんせ~!」 「あのね、電、肉じゃがとくいなのです。おにいちゃんのためにがんばるね。あっ、でも、その前に間宮さんのところでざいりょう買わなきゃ」 という理由で、僕たちは司令室に帰る前に間宮さんのお店に立ち寄った。 「えと、お肉にじゃがいもニンジン、あ、それとたまねぎも忘れないようにしなきゃ」 電ちゃんはてきぱきと、肉じゃがの材料を買い揃えていった。 どこにどんな食材が置いてあるのか把握しているみたいで、トテトテとそこまで小走りで行く。 「お兄ちゃん、こっち、こっち」 雷ちゃんはそんな僕の手を引いてパタパタの電ちゃんの後について行く。 無論、僕は荷物持ち。 しかし、鎮守府以外の人が見ると、僕たちは仲のよい三人の兄妹に見えるのかな―――。 そう思うと、一人っ子の僕には新鮮な感動があった。 幸せだなあ―――。僕は心の中でそう呟いた。 執務室にたどり着いたのは、日も暮れた後だった。電ちゃんが司令室の隣の食堂で早速夕ご飯の仕度ににかかる。 「何か手伝おうか?」 「ううん、おにいちゃんはくつろいでいてください」 電ちゃんの言う通り、僕が手伝う余地はあまり無さそうだった。電ちゃんは包丁捌きは少し危なっかしいものの、雷ちゃんの指示を受け、手際良く料理していく。 「雷ちゃんはお料理しないの?」 「おりょうりなら、電にまかせといたほうがいいわ。それに、その方が電とお兄ちゃんのためだし」 雷ちゃんは、クスッと笑いながらそう言った。どうも、今日は雷ちゃんは指示に徹するらしい。 やがて、食堂からプーンといい匂いがしてきた。全く食欲をそそられる匂いだ。 よく見ると軽巡洋艦の球磨と多摩が匂いにつられて食堂に来ている。 「おまたせしましたー。肉じゃが、完成なのです!」 電ちゃんの呼び声がするなり、僕は大股で食堂に向かった。 「いっただきまーす!」 艦娘の合唱とともに、ちょっと遅めの夕餉が始まった。 「うん、美味いよこれ。電ちゃんはいいお嫁さんになりそうだなあ」 僕がそう言うと、電ちゃんは少し照れくさそうだけど、嬉しそうに微笑んだ。でも、実際、お世辞じゃなくて本当に美味しかった。 「あら、私だって、いいお嫁さんになれるわよ」 雷ちゃんは少しむくれたような表情をしながら、肉の美味しそうな所を摘み上げた。その箸を僕の口の中に持ってくる。 「はい、お兄ちゃん、あーん」 僕はつられて口を開ける。雷ちゃんは、僕の口の中に肉を放り込んだ。 「はぐはぐ、あちち。でも、美味いや」 「ねっ、こうして食べさせてもらった方がおいしいでしょ?」 「うん、そうだねえ。じゃあ、お返し。雷ちゃん、あーん」 大きく口を開けた雷ちゃんに、僕は肉じゃがを食べさせてあげた。 「あー、おねえちゃんだけずるいのです」 今度は、電ちゃんが拗ねたように小声で呟いた。 「じゃあ、電ちゃんも、あーんしてくれる?」 「えと、えと、電が・・・? う、う、うん。じゃあ、おにいちゃん、あーん」 電ちゃんは照れながらも、ほくほくのじゃがいもを僕に食べさせてくれた。 「あーん、お兄ちゃん」 「あーん、電ちゃん。あーん、雷ちゃん」 「あーん、おにいちゃん」 こうして、僕たちは周りの視線を顧みず、食べさせ合いっこをしながら箸を進めた。 「ふぅ。満腹、満腹」 電ちゃん手作りの肉じゃがは余りに美味しくて、僕たちは全て平らげてしまった。 「さて、後かたづけ、後かたづけ」 ご飯を食べ終えて、暫く休んだ後で、電ちゃんと雷ちゃんがそう言いながら立ち上がった。 「あ、洗い物くらい僕がやるよ」 「いいから、いいから。お兄ちゃんは、すわってて」と雷ちゃん。 「うーん。じゃあ、手伝うから一緒に洗おうか?」 「うん!」2人がニコッと笑った。 「はぁ、やっと片づいた」 僕と電ちゃんが執務室に戻ると、先に休んでいた雷ちゃんが僕の机の椅子にもたれて眠っていた。 一緒に遊ぼうってあんなに張り切っていたのに、やはり相当疲れてたみたいだ。 無理もない、今日は艦隊の旗艦を務めて、大破しちゃったから・・・。精神的にも肉体的にもまいってたんだろう。 「今日は遅くなったから、もう寝ようか? 「うん、おにいちゃん」 僕はお姫様だっこで、雷ちゃんを寝室まで運んであげた。後ろをついてくる電ちゃんを見ると、少し羨ましそうな顔をしている。 僕としても悪い気はしなかった。女の子に妬かれるのはいいものだ。 そして僕も、執務室のベッドで横になる。 「そいじゃ、おやすみー」 だけど、電ちゃんはまだ何か言いたそうな顔をして、寝室に戻ろうとしない。 「電ちゃん、どうしたの?」 「あのね、あのね・・・」 僕はピンときた。 「そうだ、電ちゃんもお姫様だっこで、寝床まで運んであげようか?」 「えと、えと、うーん・・・」 電ちゃんは恥ずかしそうにするばかりで、答えようとしなかった。僕はベットから起きあがり、有無を言わせず 「はわわわっ」 そんな電ちゃんをだっこして寝室に向かった。 「おにいちゃんのお胸って、ぶあついのです・・・」 寝室に行く途中、電ちゃんは照れくさそうにそう言った。 僕は、電ちゃんを優しくベッドの上に降ろし布団を掛けてあげた。 「おやすみ電ちゃん」 「うん、おやすみなのです、おにいちゃん」 電ちゃんにお休みの挨拶をしてから、僕は執務室のベッドに横たわり毛布を被った。 僕も相当疲れていたのだろう。眠りはすぐにやってきた どれくらい眠っただろうか。ふと、隣に人の気配を感じて、僕は目を覚ました。 ぼんやりとした頭で時計を見ると、まだ深夜だ。 「・・・・・・!」 僕が身を起こしてみると、隣にいたのは、何と電ちゃんだった。くりくりとした目をぱっちり開けて僕を見つめている。 「ごめんね、おにいちゃん。おこしちゃいました?」 「うん、それはいいんだけど、どうしたんだい?」 「なんだか、ねむれないのです・・・・・・」 「今日は色々あったからね」 「・・・・・・」 暫く黙っていた電ちゃんの目から、涙がポロッと零れた。 「あのね、あのね、ホントはね、おねえちゃんがいなくなっちゃうかもしれないと思うと、とっても怖かったのです」 こぼれた涙が頬を伝っていく。僕は、電ちゃんの頬にくちづけ、涙を吸い取るようにした。 「おにいちゃん・・・・・・」 よほど気持ちが張りつめていたのだろう。それが緩んだのか、身を起こした電ちゃんは、僕の胸に顔をう埋めてきた。 電ちゃんはしくしくと静かに泣いている。 電ちゃんのことが本当に愛おしく思えた。 僕は電ちゃんの頤に手をかけ、そっと顔を上向かせると、軽くキスをした。 唇と唇が触れ合う程度の、ほんの軽いくちづけだ。 一瞬、驚いた表情を見せたが、電ちゃんはすぐに顔をクシャッと歪めた。瞳に溜まっていた水滴が落ちる。涙まじりの笑顔だ。 僕は再び、電ちゃんの唇に顔を近づけた。もし、電ちゃんが嫌なら逃げられるくらいのゆっくりとしたスピードで・・・。 電ちゃんが瞼を閉じる。次の瞬間には、二人の唇が触れ合った。僕の舌が電ちゃんの歯茎を這っていく。 電ちゃんの歯と歯の間に、僅かに隙間ができた。僕はすかさず舌を割り込ませる。 僕は電ちゃんの口腔粘膜をくまなく舐めた。電ちゃんも拙いながらも、僕の舌を追いかけるようにしてくる。 「ぷっはぁー」 唇を離すと、電ちゃんが大きく息を吐いた。 「ずっと息をとめてたのかい?」 「う、うん・・・・・・」 電ちゃんは、顔を上気させながら、クスッと笑った。 「僕、電ちゃんが欲しいな」 「え、えと、お、おにいちゃんがそう言うなら・・・・・・」 僕は、パジャマの上から、電ちゃんのまだ発達していない平べったい胸に手を伸ばした。 困惑と不安と恥じらいが入り混じった複雑な表情を浮かべる電ちゃん。 「・・・・・・ぁ・・・・・・は」 でも、僕が愛撫を続けていると、電ちゃんは甘さの混じった溜息をついた。 パジャマ越しでもそれと解るほど、乳首が尖ってきている。 「お胸が、お胸が、おかしいのです・・・・・・」 電ちゃんは胸が弱いようだ。 「ぃ・・・・・・ぁん・・・・・・」 だけど、寝室で眠っている雷ちゃんを気にしてか、声を出すのを必死に堪えている。 「な、なんだか、びくびくってなるのです」 僕は、そう言う電ちゃんのパジャマのボタンを外していった。 パジャマの前をはだけさせると、電ちゃんのまだまだ発育途上にある幼い胸が露わになる。 未だ平べったい胸だが、僕に弄られた乳首は自己を主張するかのようにツンと上を向いていた。 その乳首を口に含んで、舌で転がしたり軽く噛んだりする。 「・・・・・・ぅ・・・・・・ふぅ」 電ちゃんは、切なげに吐息した。 「え?お、おにいちゃん、そんなとこ・・・・・・」 乳首を責めながら、僕がデルタゾーンに手を伸ばすと、電ちゃんはそう囁いた。 しかし、電ちゃんの喘ぎは講義するというよりも、単にびっくりしているといった感じだ。 僕は、そのまま、パジャマの腰の部分に手をかけ、グイッとばかりに引き上げる。 デルタゾーンの奥に手を進めていくと、僕の思惑通りにパジャマがワレメに食い込んでいた。 僕は、食い込んだワレメに沿ってゆっくりと手を這わせていった。やがて、僕の指先が熱くなった部分に達する。 熱を帯びた部分を擦りながら、その少し上の肉豆の所当てた指を振動させた。電ちゃんの身体が、ビクビクッとなる。 「パジャマのここまで湿っているよ」 「お、おもらししっちゃったのです・・・・・・?」 「それは、電ちゃんが感じているって証拠だよ。これは愛液っていうんだ」 「愛液・・・・・・?」 「そう。愛の液って書くんだ。好きな人に触られると出てくるんだよ」 「電、感じちゃってる・・・感じちゃってるんだ・・・」 僕は、ショーツごと電ちゃんのパジャマを脱がせた。 「は、恥ずかしいよぉ・・・・・・」 電ちゃんはそう言いながらも、極自然に腰を浮かせてくれる。 僕は電ちゃんの乳首を口に含みながら、同時に下半身に手を伸ばした。電ちゃんのソコは、つるつるのすべすべだった。 まだ陰毛も生えていない花園の、より深くに手を差し込み、指で肉豆をさぐる。莢に包まれているコリコリとしたものが指先に当たる。 僕は、手探りで媚夾から肉豆を剥き出しにした。 「ひゃんっ!」 発育途上の彼女には、まだ刺激が強すぎたのか、生の肉豆を刺激すると電ちゃんは身体を飛び上がらせた。 「こうすると、もっと気持ちいいんだよ」 僕は電ちゃんの秘孔から出る愛液を馴染ませるようにし、ヌルヌルになった指で肉豆を愛撫した。 「なんだかヘンなのです。電、どうかしちゃってる・・・・・・」 愛撫すればするほど、電ちゃんの秘孔からとめどなく媚液が溢れてきた。もう、受け入れ準備は十分だろう。 「いいかい? 電ちゃん・・・・・・」 「う、うん。おにいちゃんがいいなら・・・・・・」 電ちゃんには、期待と怖さの混じった声でそう答えた。顔を赤らめている電ちゃんが、とても愛らしい。 電ちゃんの鼓動が、僕にも伝わってきた。 「電ちゃん、緊張してる?でも、ほら、僕もこんなにドキドキしているよ」 僕は電ちゃんの手を取り、自分の胸に持ってきてそう言った。電ちゃんは、少し安心したような表情でうなずく。 秘孔に肉棒を宛がい、ゆっくりと腰を押し進めた。 「ぃたぃ・・・・・・」 先端部分がほんの少し挿っただけで、電ちゃんの顔が苦痛に歪んだ。肉棒の先に粘膜障壁を感じる。 「ごめんね、電ちゃん。でも、女の子は、最初はみんなこうなんだ」 「うん・・・・・・くぅ・・・・・・お、おにいちゃんのためならガマンするのです」 ヴァージンの生殺しは、かえって可愛そうだ。僕は粘膜障壁を突き破り、電ちゃんの幼壺の最奥まで、一気に肉棒を捻じ込んだ。 子宮口が肉棒に当たる。 「・・・・・・くぅぅぅぅぅぅ」 本当は大声で叫ぶほど痛いだろうに、電ちゃんは自分の手の甲を口に当て、なるべく声をだすまいというふうに耐えていた。 そんな電ちゃんがとても健気におもえる。電ちゃんの壺中は、とても窮屈だった。 僕は最初、子宮口をノックする感じで深いストロークを繰り返した。 でも、このままではすぐに発射しそうだし、電ちゃんも痛がるばかりだ。 そこで僕は、肉傘の部分が収まるくらいの浅いストロークに切り替えた。 「あ・・・・・・あん・・・・・・。おにいちゃん、またヘンになってきたのです・・・・・・あぁぁ・・・・・・」 幼壺に肉棒が馴染んできたのか、浅いストロークが功を奏したのか、電ちゃんの声が甘い響きを帯びてきた。 僕の限界も近かった。熱いマグマが下半身の一点に集中してくる。 「イ、イクよ、電ちゃん」 「うん。おにいちゃん、きて、きてっ!」 電ちゃんの幼壺の中に、僕は煮え滾ったマグマを噴出した。 幼壺から引き抜いた僕の肉棒には、電ちゃんの破瓜の印が刻まれていた。 終わった後、僕は、電ちゃんの秘苑に付いた赤い液体と白い液体を綺麗に拭ってあげた。 僕は、パジャマを元通りに着せてあげた。軽く電ちゃんを抱きながら、髪の毛を撫でてあげる。 そうしている内に、いつの間にか、電ちゃんはスヤスヤと寝息を立てていた。 安心しきった、何とも穏やかな寝顔だった。 「おにいちゃん、大好き・・・・・・」 寝言でそう呟いた電ちゃんは、天使の微笑みを見せた。 -1章End-